11月9日に健康福祉委員会が開かれ、船橋市歯科診療所条例が全会一致で可決されました。
船橋市には、「市」の施設である医療機関があります。
「病院」と名のつくところが2箇所、「無床診療所」が4箇所(現在3箇所今後1箇所新設)あります。
そして庁内の組織として「病院局」という名前の部署があります。

私は、病院局の組織の中に、市立医療センター、市立リハビリテーション病院、夜間休日急病診療所、休日急患歯科診療所、さざんか歯科診療所があり、今回新たに設置される「かざぐるま休日急患特殊歯科診療所」が入り、医療の専門分野に関して「船橋市のあるべき姿」を統一的に専門的知見により体系立てて考え、その医療機関としての経営の合理化をきちんと考え、さらに、今後整えていく地域包括ケアシステムの中核をなすようにすべきであると考えます。
それなのに、「健康政策課」という一つの課の事務職の職員、つまり人事異動のある事務職の職員が考えていくことになっています。

医療センターは医療センターで何もかも完結。リハビリ病院の現場はリハビリ病院の指定管理者任せ、事務の一部だけは健康政策課。夜間休日急病診療所は、何の知見もない指定管理者に任せ、一部事務のみ健康政策課。休日急患歯科診療所は「交付金事業」と称する法的根拠を求めるとなんともあいまいな運営形態で一部事務は健康政策課。さざんか歯科診療所も「交付金事業」と称する法的根拠を求めるとなんともあいまいな運営形態で一部事務は健康政策課。というようにお粗末な事業定義のあいまいなものだらけの船橋市の医療関係があります。
今回、局長、部長の強いリーダーシップのもと、少なくともわけのわからん事業形態を新たに建設中の(仮称)保健福祉センターに設置、移転を機に一部は整理するようです。

私は、そういう機会に組織もきちんと統廃合、整理をすれば良いのになあ~と思うのです。
病院事業管理者がいて、病院局があって、その下に医療センターがあって、医療センターには医療センター事務局があって、その横にリハビリテーション病院があって、医療センターの横か下に夜間休日急病診療所、休日急患歯科診療所、さざんか歯科診療所、新たにできる「かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所」があって、という形の組織図かまたは違う形でも結構ですが、二つの病院を核として診療所のあり方というのは、丁寧に患者さんの立場に立って考えて然るべきではないかと思うのです。

船橋市役所の仕事の根幹、根源、基本は「船橋市役所職員の都合」、「船橋市役所職員の経験に基づくもの」ばかりです。残念ながら市長も一人の副市長も船橋市役所から出たことがない。まあ、副市長はちょっとだけ、よその釜の飯も食った感がありますが、基本はその後はずっと船橋市役所です。
「井の中の蛙大海を知らず」、「葦の髄から天井を覗く」って感じでね。

私は、大学のゼミの先生にその辺はかなり厳しく育てられまして、日々精進の毎日ですが、まあ、議会の中にも「自分の価値観」だけでしたり顔で語ったり、吠えたり、怒鳴ったりしている方々も見かけますが、まあ、そういう役所だなあって感じはご理解いただければなあと思います。
まあ、最近もこれらに起因するような事案がいくつか起きておりますので、追い追い書いていきたいと思います。