車いす、虚をつかれる | conburi-danのブログ
「虚をつかれる」とは、油断していて隙をつかれる、という意味。
晴天の霹靂ってほどではなかったのですが、思わぬことは起こるものです。
ま、実際は、はしぐちが知らなかっただけのことなんですけど。

先日とある会合のため、西宮北口へ。
会合の後、今年初の忘年会に参加し、楽しく飲んでおりました。
阪急で自宅最寄駅の烏丸へ向かう終電は23:31発の快速急行なので、
飲んでいた駅前のお店を23:20ぐらいに出て、駅へ向かい、
23時25、26分ぐらいには改札をぬけ、後はエレベーターでホームへってとこでした。
いつもエレベーターがあるあたりが白い衝立に囲まれているのです。
ん?
近づいてみると、エレベーター工事中の張り紙が。。。
「聞いてないよ」誰に言うともなく、心の中で。
そして、もちろん、誰も教えてはくれませんけど。。。
数時間前、西宮北口に来た時は違うホームに到着してたので、気がつかず。。。
時計を見ると23:28。一緒にいた知人がいち早く、警備員さんの姿を見つけ、ダッシュ。
警備員さんもダッシュで駅員さんを呼びに行ってくれて、
駅員さんに車いすごと階段を降ろしてもらうことに。
西宮北口駅は元々はエレベーター設置駅、めったに車いすを運ぶことのない駅員さんたちには
ちょっと大変だったみたいです、車いすの階段降ろし。。。
車いすを数人でかつぐのってバランスなんですよね。
階段踊り場で無情にも、31分発の快速急行は出発。。。
隣のホームに停車中だった32分発の普通電車になんとかかんとか乗車することは出来ましたが、
十三駅での乗り継ぎがめっちゃ微妙。
以前、この電車に乗って、十三で猛ダッシュで間に合ったことはあるが、
定刻通りに十三に到着すればこその話。
多分、今、私の車いすを待っていてくれて、この時点で少し遅れは発生しているはず。。
車いすを運んでくれた駅員さんに、お礼を言いつつ、
十三で乗り換えて烏丸ヘ帰りたい希望は伝える。
しかし、電車が出発しない。あれ?と思って、隣の車両を見ると、
師走によく見る酔っ払いさんのリバース。。。
別の駅員さんが清掃作業。。。酔っ払いさんはぐでんぐでん。
「車内清掃のため、出発が遅れております」の放送もあり、
この時点で阪急での帰宅は諦めました。
知人も心配してくれていたのですが、
阪急で帰れなくてもJRを使えば京都に帰れるので大丈夫。
隣の車両を横目に12月って駅員さん大変だねぇと自分のことを棚に上げ話して出発を待ち、
そうこうしてるうちに、「お待たせいたしました、発車します」の車内放送。
隣の車両では酔っ払いさんに駅員さん一人ついて、そのまま普通電車は西宮北口を出発。

普段、当たり前にエレベーターを利用してたが、
そりゃ定期点検もあれば、老朽化による改装工事もあるのは当たり前。
普段使う駅なら、張り紙なんか掲示で気がつくこともあるが、
2ヶ月ぶりの西宮北口だったので、全く知らなかった。
ひょっとしたら反対側のホームのエレベーターに掲示があったのかも知れないが、
その日はエスカレーターを使っていたので、それも見落としている。
そうそう、西宮北口はホームからコンコースへ上がるエスカレーターはあるが逆はない。。。
後で阪急電鉄のサイトをチェックしたが、
確かにそこにはエレベーター工事のことが記載されてはいる。
でもね、そんなに見ないしね、阪急電鉄のサイト。。。
久しぶりに使う駅や電車は事前調査が必要ってことなのかな。。。
以前、東京公演の際、当時エレベーターがなかった下北沢駅で
終電に出発を待ってもらったことがあったが、
まさか西宮北口でこんなことになるとは思わなかった。。。
その日、結果、十三で河原町行最終電車が少しだけ、待っててくれて、
(きっと西宮北口の駅員さんが連絡してくれたんだと思う)
ギリギリ乗車できて、無事に阪急で帰ることは出来ました。
色んな人に感謝です。ありがとうございます。
でも十三、ホントぎりぎりでした。
降車ホームでエレベーターを待っている時に
その最終電車がホームに滑り来んでくるのは見えたので、
乗車ホームへ降りるときはエレベーターを使わずエスカレーターで、
目の前で一回扉は閉まったのですが、乗務員さんが気がついてくれて、
もう一度、扉を開けてくれました。
そうそう、酔っ払いさんは途中の駅で駅員さんと一緒に電車を降りられました。
あの人は無事に帰れたのだろうか。。。

阪急西宮北口駅、大阪梅田方面ホームのエレベーターは現在工事中です。
工事期間は12月末までを予定しているそうです。
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