昨日

国立劇場公演が千秋楽を迎えました

今月の三役はとてもハードルが高い、体力的にも精神的にも苦しいひとつきでした

与兵衛の愛嬌と情の深さ、
与五郎のやわらかさ、
長吉の真っ直ぐさ、

ドラマとして人間関係が深く掘り下げられているこのお芝居のデリケートさを感じました

それだけに会話劇として成立しているのか、歌舞伎劇的音楽性はあるのか、不安な日々を送りました


しかし、父の大きさ

東蔵のおじさまと芝雀お兄さんとの引窓に幸せを感じながら勤めました

高麗屋にとってとても大事なお芝居を上演できるべく努力していきたいと思っています


そして去年に引き続き国立劇場優秀賞を頂いたことに、父、緒先輩、国立劇場に感謝いたします

ご観劇の皆様にも御礼申し上げます


来月の準備時間はあと３日となりました
ひたすら稽古のみです