先日お知らせした
京都市の
餌やり禁止につながる条例


簡単に言うと

のらねこは自分で飼うか、
行政と協働の地域猫活動をすすめること
「無責任な餌やり」は禁止です。


一見、正しく見えるし、

それ自体は、
私達が日々すすめている
活動と同じです。

注:「放し飼い」を「室内飼い」に
するようお勧めしますが、
「のらねこは自分で飼え」と
強制したことはありません。





しかしながら、
現場の経験上、

この条例は、
地域猫活動
(京都市では「まちねこ活動」と言う)
の推進において、
メリットより、デメリットの方が
大きいと思います。




①のらねこ適正管理の
最大の協力者は餌やり


地元の猫情報に通じ
手術費用を負担したり、
捕獲に協力したりするのは
多くの場合、餌やりです。

餌やりは
排除するのではなく
協力者になってもらうことで
のらねこの
適正な管理が進み

のらねこの数が減り、
猫トラブルも減っていきます。


②「無責任な餌やり」を禁止すると
「餌やり」そのものが禁止されたと
誤解されてしまう。


町の中でも
「餌やり禁止」看板がたくさん貼られ、
「餌やり反対」の空気があるエリアでは

猫トラブルは
減るどころか
悪化していきます。

餌やりを禁止すると
町の人は
「餌やりは悪」と刷り込まれてしまい

餌やりを叱ったり、
猫を追い払ったり

自分達は何もしないで
全ての責任を
餌やりだけに押し付けてしまいます。


そうすると
餌やりする人は隠れ
マナーやルールを守らず、
置き餌をするようになります。


餌やりがわからないと
個体把握が難しく、
捕獲も難航し、
手術費用を負担する人もいなくなります。



こういう状況では
適正な管理はできません。




最大の目的は
トラブルの軽減ですから、

行政は
対立軸を明確にして、
町の人同士の対立を
あおるのではなく、

現場の声を聞きながら、
住民にとって
メリットになる対策を
考えてほしいと思います。




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