日常生活で、個人がデモ行進を主催するということはほとんど無いと思います。しかし何かを世間に向けて主張したい人や社会にもの申したい人は多いと思います。そんなあなたは、ぜひ個人でデモ行進を主催されてみてはいかがでしょうか。私も二度ほど個人主催でデモ行進をしたことがあります。という訳で以下、京都府におけるデモ行進の申請の方法を説明します。
まず最初に、ハンコ(三文判で可)とボールペンを持ってデモ行進の出発地を管轄する警察署にいきましょう。
受付で「デモ行進の申請をしたいのですが。」と言いましょう。担当部署の警官を呼んでくれます。
応接室のような所に案内され、デモ申請書を渡されるので記入します。警備上の理由から、あるいはその他の理由から希望するデモコースや日時の変更を求められる事があります。その辺りを突っぱねるか、どうするかは申請者次第です。開催希望日時の74時間前に申請する必要があります。
京都府警のデモ申請書は次のようになります。一部、修正液により消去された部分があります。
書くことと言えば主催者の住所氏名と希望するデモコース、デモの名称、目的、参加予定人数等々程度です。あとはハンコを押してその場で提出すれば受付完了です。数日後に、警察からデモ行進の許可書を取りに来るよう電話が掛かってきます。これで申請手続きは終わりです。そんなに難しくはありません。
集合場所の公園は、集まるだけなら休憩しているものとして扱われ許可はいらないようです。その辺りは個別で確認してください。後は人集めです。ツイッターやブログ、フェイスブックといったSNSといったデジタルから、家族友人知人のつて、チラシ、口コミといったアナログまで活用すれば数十人は集まるでしょう。トランジスタメガフォンは7000円前後で大型電気店かネットで売っています。
デモは選挙と同じく、民衆が政治的要求や主張を社会に向けて表現する重要な民主主義実現の手段です。政治家や政党、政治制度が機能不全を起こしている今こそ、大人も子供も個人がこぞってデモを主催し、社会に向けて私達自身の声を直接響かせる時です。デモを主催しよう!デモに出よう!
※都道府県によってデモの許可条件が違いますので、各自で確認してください。