ブログネタ：〇〇県（含む都道府）に住んでみたい 参加中そんなワケで、
「イケてない奈良出身のワタクシです。」
インフルエンザから復帰し、仕事上の失地回復を焦ったわけではないのだが、３月は毎朝３時頃から仕事を始め、夜は新年度に向けた意見交換会と言う名の飲み会の連続…。
自分から、
「オレって忙しくてさー、寝てないんだよねー。(-。-)y-゜゜゜」
と言うのが、最も「イケてない」というのは知ってる。去年、休刊になった雑誌「Circus」によると、OLさんにモテない男は、
「俺はやってます」宣言をする男…72％
「帰ってない、寝てない」自慢をする男…62％
だから、リアルではそういうことを言わずに仕事していたのだが、オーバーヒートしてダウンしてしまった。あ゛ー、菜々緒ちゃんに嫌われるー。ヾ(｡゜▽゜、)ノノ゛ ｷﾗﾜﾚﾃﾓ､ｱｼﾀﾞｹ､ｻﾜﾗｾﾃｰ
無茶な生活を送っていたワタクシは確かにイケてなかったけれど、冒頭の、
「イケてない奈良出身のワタクシです。」
でもって、
「イケてない奈良」
について、つまり「奈良が抱える問題」について解説するのが、リハビリ中の今日の記事の内容だったりする。σ(∂_∂)？ ｺﾉｱﾀﾘ､ﾄﾞｳﾆｭｳ､ｼｾﾞﾝｶﾅ?
前の記事で奈良弁の一端を紹介したが、肩慣らしにもうひとつ追加すると、
「奈良弁のそこかしこに、古語が残っている」
と言える。
しばしば関西人は相手のことを、「あなた」「君」という代わりに「自分」と言う。
「君の家に行かせてもらってもいい？」（標準語）
「自分の家に行かせてもろてもええ？」（関西標準語）
「ワレの家に行かせたれや、のう？」（河内弁）
河内弁の「ワレ」はもちろん「自分」を表す「我」「吾」に由来する。で、奈良ではこの「ワレ」が、
「わぁが家（我が家）に招（よ）んでや？」（奈良弁）
となる。つまり奈良の郡部では今でも自分のことを、
「我」「吾」（わ、あ）
と呼んだりする。
「今でも」というのは、古事記でイザナギとイザナミが会話していた神代の昔から下って、今でも「吾」を使うということ。
「吾身 有一 雌元之處…。」（アタシの体に女の部分あるの…。）
「吾身 亦有 雄元之處…。」（ボクの体にも男の部分あるよ…。）
「…。(〃∇〃)」（…ドキドキ。）
「思欲 以 吾身元處 合 汝身之元處♪」
（じゃあさぁ、ボクのこれ、君のそれに、合わせてみたいなぁ♪）
の「吾」（わ、あ）を、今でも使う地域が奈良にはある。
奈良に残る古語で代表的な単語は、
「かく」
机などを２人（以上）で持ち上げて運ぶときに、
「ちょっと、このテーブル、かいて？」
のように使う。「籠かきが籠をかく」の「かく」である。その他、奈良弁で古語に由来する言葉として、「こわす」を「こぼつ」、「あばれる」を「ほたえる」、「かゆい」を「はしかい」、「いじる」を「いらう」、「帰る」を「去（い）ぬ」と言ったりする。
そんな、
「時が止まったまほろば」
だから、奈良は時流に乗れてない、「イケてない」ことが多い。平城京の人口10万人を回復するのに、1200年以上かかってるし…。┓(￣∇￣;)┏
で、具体的に奈良のどういうところが「イケてないか」という、
「奈良問題」
が、テレビ番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられていた。この記事では、同番組の主旨を逸脱しない範囲で、いろいろと書き足して紹介する。
１．奈良には新幹線の駅も空港も無い問題
新幹線の駅がない都道府県は北海道や沖縄など全部で20以上あるし、空港がない県も埼玉など10ほどある。そう思って高をくくっていると、両方無くて他の地域からのアクセスが悪いのは、奈良（と三重、山梨）だけだったりする。（；_ _）/|
２．奈良は京都・大阪を通らないと行けない問題
奈良に直接行けなくとも、京都・大阪を通れば良いわけで、奈良はそれほど不便ではない。そう思いたいところだが、京都・大阪から奈良へは40分（近鉄奈良駅）～100分（近鉄吉野駅）くらいかかる。そんな風に足を延ばす以前に、京都・大阪でたいていの人が満足してしまうため、奈良を訪問する殊勝なヒトは決して多くなかったりする。(x_x；)
３．奈良では名所間の移動が困難である問題
京都同様、奈良には多くの名高い名所があるが、それを２つ３つ回ろうとすると日が暮れてしまう。
「東大寺で大仏見て、そのあと法隆寺に行って…飛鳥って古墳か何かあったよね？」
などという計画は無茶である。最寄駅までの徒歩・バスを含めると、名所間の移動には相当な時間がかかったりする。o(；△；)o
４．奈良にはレジャー施設がない問題
「名所のはしごは無理っぽいから、どこかで遊ぼうよ。」
と考えるのは自然だが、奈良にはテーマパークがない。動物園も水族館もない。つまり、寺社仏閣古墳といった歴史関係に興味がない人にとって、奈良は行く所が無かったりする。・ﾟﾟ･(≧д≦)･ﾟﾟ･
５．奈良には美味い物がない問題
観光やレジャーに向かないのなら、食べ物で挽回。
「関西って、何を食べても美味しいのよね～。」
というアナタ。チッ、チッ、チッ。(*￣ㇸ￣)"b"
奈良には名物と呼べる食べ物がない。海産物は言うに及ばず、面積の77％が山林で農産物に乏しい奈良の唯一のおもてなし料理は、お粥に番茶を入れただけの、
「茶粥（ちゃがゆ）」
だったりする。そんなもん、どこでも食えるわーい。(ﾉ｀⊿´)ﾉ
６．奈良は飲食店の数が全国最下位である問題
「何でもいいから食べられればいい！」
と半ばキレかけてる観光客に対して、奈良は冷水を浴びせる。飲食店の数が極端に少ないのもまた奈良の特徴だったりする。(ﾉ_･｡)
７．奈良では繁華街が夕方５時に閉店する問題
「こうなったら（どうなったらだ？）、適当な店に入るっ！」
とマジギレしている観光客を尻目に、奈良の商人は夕方５時に店を閉め、さっさと寝てしまう。大阪の「食い倒れ」、京都の「着倒れ」に対して、奈良は「寝倒れ」と呼ばれる。つまり、奈良県人は寝ることを趣味・指向としていたりする。（ﾟ□ﾟ；）
８．奈良には大きなホテルなどがない問題
美味しいものにありつけず、おとなしくしているしかないというのであれば、せめてホテルでのんびり過ごしたいところだが、奈良にはまともな観光ホテルが無い。唯一、立派な「奈良ホテル」は皇族方がお泊りになる手のホテルであり、庶民がゆっくりするところではない。いざ、適度にまともな観光ホテルを建てようとしても、景観法で高さ規制はあるわ、地面を掘れば遺跡が出るわで、大きな宿泊施設など作れない。そんなこんなで、奈良の宿泊客数は全国最下位だったりする。(￣～￣；)
９．奈良にはこれといった土産物が無い問題
ビジネスホテルに泊まり、不満たらたらの奈良の旅ではあるが、せめて何か土産を買って帰ろうと思うのが人情である。しかし、これまた期待を裏切られる。奈良には目ぼしい土産物がなかったりする。(´0`)ﾉ
10．奈良公園の鹿はいろいろやっかいである問題
奈良の思い出として、土産は買えなかったが、奈良公園の鹿は心を和ませてくれる…というのは間違っていたりする。一体に奈良の鹿はどう猛であり、頭突きされて救急車で運ばれる事故が頻発している。また、春日大社の神様の使いである鹿は、畏れ多過ぎて誰かが管理しているわけではない。だから、鹿に襲われた怪我の治療費はどこからも出ない。逆に、もしも鹿をあやめると、対人間並みの刑罰を受けることになったりする。┓(￣∇￣;)┏
実を言うと、奈良の人間が早寝早起きなのは、このことに関係していたりする。江戸時代、朝起きて自分の家の前で鹿が死んでいると、最悪の場合、
「石子詰めの刑」（投げ石で埋め殺される死刑）
になったりした。それゆえ、鹿の死体を自分の家の前からどけるために、奈良の人間は朝が早くなったと言われている。(*￣O￣*)
こうも見事に列挙されてしまうと、100％テレビ番組を首肯しなくとも、
「奈良は問題アリ」
ということに反駁しにくい。
しかしながら、奈良出身者として一矢報いるために、
「吉野の千本桜」
を挙げたい。山の麓から頂きまでのグラデーションは息を飲む絶景である。
この、
「吉野の千本桜」
を前にすると、上に列挙した、
「奈良問題」
など、跡形もなく雲散霧消する…
と思いたい。(´▽｀ゞ ﾔﾚﾔﾚ､ﾖｶｯﾀ､ﾖｶｯﾀ
＜追伸＞
まだまだ本調子じゃないので、キレッキレの記事は書けませんが、そのうちスイッチが入ると思います。読者諸賢に置かれましては、今しばらく温かくお見守り下さいませ。<(_ _)>
あらすじキーワード： OLにモテる男の条件・モテない男の条件 奈良弁には古語が今も生きている 「月曜から夜ふかし」で取り上げられた「奈良問題」 「吉野の千本桜」は奈良問題を凌駕する？
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