裕司「・・・できちゃった婚て、どうなんですかねぇ?」


幹「どしたの、ゆーじくん??」


裕司「いや、順序が逆じゃないですか。ああいうのって、どうなのかなと」


幹「なに?いっちょまえに、結婚について考えてんの?相手もいないクセに?いつもフラれるクセに??」


裕司「・・・・・・嫌なことを思い出させるなよ」


幹「オマエのその、ムッツリスケベの、ムッツリを封印したとたん、相手にドン引きされたんだっけ??」


裕司「幹ッ!」


幹「ハイ!ココにいるよ?」


裕司「知ってるッ!!」


幹「よ~く見てっ☆」


裕司「見なくても分かるッ!!」


幹「何?どったの?」


裕司「あのな!言っていいことと、悪いことがあるッ!」


幹「ゴメン。そういう噂を聞いたもんだから」


裕司「ムッツリを封印してスケベを思いっきり解放したとか、言わなくてもいいんだソレはッ!」


幹「思いっきり開放した?!」


裕司「ああ!」


幹「何を?!」


裕司「・・・スケベをッッ!!」


幹「認めちゃったぁ~!」


裕司「内緒にしておいてくれッ!頼む!本当のことだからッッ!!」


幹「言い切ったね!!・・・あっ。(客席のオジさんと目があう)大丈夫ですよーそこのおとーさんっ!この男がおたくの娘さんに手を出しても、セーフティですからねー!!」


裕司「オイ」


幹「2週間でフラれますからー!!」


客「(笑!)」


裕司「失礼だな、お前!」


幹「あ、ちなみにオレは、娘さんには手ぇ出さないからね☆」


裕司「紳士だな!」


幹「いや・・・、ブサイクは嫌いだから^^」


裕司「オイー!!ブ、ブサイクでもいいだろッ!!いや、そうとは限らないだろッッ!!」


幹「だって~、(客席のオジさんにむかって)おとーさんに似てんでしょ?」


裕司「オイ!似てないぞッ!!い、いや、いいじゃないか似てたってッッ!!」


幹「オマエまで・・・」


裕司「い、いや、似てたっていいし!!心は綺麗だし!いや、似てて、顔も綺麗かもしれないし!た、たとえそうじゃなくても、顔ッ、女性は顔じゃな・・・」


幹「混乱してない?」


裕司「してやしないッッ!!」


幹「(笑)。あのさ~、(オジさんにむかって)虫よけスプレーとか買わなくていいからね~!絶っ対、大丈夫だから~悪い虫、つかないからっ☆」


裕司「い、いい虫がつくってことですよッ!!」


幹「ナイスフォロ~♪」


裕司「い、いい結婚ができますよ、きっと!!(汗)」


幹「まぁね、いい結婚はしたいよね~☆」


裕司「というか、あの人に娘さんがいるとは限らないだろッッ!!」


幹「そうだった~(笑)、ゴメンねっ☆」


裕司「スミマセンね、おとうさん! でもね、そういった娘さんと結婚をするなら、僕はキチンとしますよ!」


幹「えっ、どんな風に~?」


裕司「ええっと・・・まずですね」


幹「うん」


裕司「・・・あ、お父さんも良かったら聞いてくださいね^^」


客「はい(笑)」


裕司「ありがとうございます^^。えっと・・・まずですね」


幹「うん」


裕司「まず、お付き合いをさせていただく段階で、相手のご両親に、ご挨拶に行きますよ!」


幹「おっ、結婚が前提だから?」


裕司「いいえ、そうでなくても!」


幹「マジで?!」


裕司「ええ!」


幹「礼儀正しいねっ!!」


裕司「はい。 で、何日かたったあとで・・・『いちゃつかせていただきます』と、ご挨拶に」


幹「わざわざ?!」


裕司「はい。 そして、同棲をしてから・・・『子供を作る行為をさせていただきます』と」


幹「やめてやれーーっ!!」


裕司「『娘さんを、いただきます』と」


幹「お父さんの心境!!」


裕司「『おいしく、いただきますよ』と・・・」


幹「結婚とは、別のイミの、『いただく』じゃん!!」


裕司「体のすみずみまで・・・」


幹「殴られろ!!体のすみずみまで、殴られろっ!!」


裕司「これなら納得していただけると思うんですよね」


幹「するかぁーーー!!!!」


裕司「丁寧じゃないですか」


幹「解放しすぎだよ、スケベを!!」


裕司「正直なので^^」


幹「そんなだから、フラれるんだよっ!!」


裕司「お父さんも、きっと笑顔で 『そうか、ウチの娘をゆっくり堪能しなさい』って」


幹「言うかーっ!!」


裕司「『太ももの辺りが、オススメだよ』って」


幹「言うワケないだろっっ!!」


裕司「『妻の足も、なかなか良くてね・・・』」

幹「コラッ!」

裕司「この子は母親似だから、きっと』」


幹「母親似で良かった~!いや、ちがうっ!!」


裕司「それで意気投合します」


幹「できるかーっ!!」


裕司「そして、意気投合して、仲良くなった上で、結婚をする。これが、僕の・・・理想の結婚です^^」


幹「くたばれぇーーーー!!!!」


裕司「(笑)。 ここまでやれば、きっと上手くいくと思うんです♪」


幹「いくかよっっっ!!!」


裕司「(笑!)。順序は、あってると思うんですがね」


幹「あってても、ソレはダメぇーーーっ!!」


裕司「(笑!)」


幹「おとーさんっ!コイツにだけは、ゼッッタイ心を許しちゃダメだからねーーっっ!!」


裕司・客「(笑!!)」