社会保険労務士試験は合格ライン予想発表会でも結果がわからない。合格発表日まで続く過酷な試験 | 節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ

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転職により、大幅な年収ダウン しかし節約の本も出している著者は違った!!いかに生活費を押さえ、楽しく生活していくのかを実践してきた節約アドバイザーの著者が今度は節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのこと語ります。

 

 

 

 


 

節約アドバイザー 社会保険労務士合格者のヨースケ城山です。いよいよ試験まであと2週間という所まできましたね。あとはもう同じ問題を繰り返し、テキストを読み込んで体調万全で臨んで下さい。受験生の皆様を応援しております!!

 

 

 

前回までは当日の様子を実況させていただきましたが今回はそのあとの 合格ライン発表会から合格発表日までのことを報告させていただきます。

 

 

自分がようやく合格したと安心したのは試験終了後1週間後に行われる資格学校がおこなっている合格ライン発表会に参加してからでした。そこでようやく選択式試験で自分が社会保険に関する一般常識が3点いっているのがわかり、全ての科目で3点以上いっていることがわかりました。選択式試験の総合計点でも36点という高得点でしたからここでようやく一息つけた格好になりました。念のためにネットで他校の解答予想をみてみると各校同じ答えでした。これで安心して家族に「ほぼ合格」と伝えることができました。

 

ここで択一式試験の合格基準点4点、選択式試験合格基準点3点をクリアしているととっても楽になります。ほぼ上位3%位の方がそうなのではないのでしょうか?

 

一科目でも合格基準点の3点に達していない科目があった場合はもう祈るしか手はなくなります。その時は本当にあと2か月試験が続くようなものと覚悟しておいて下さい。

 

実際にはその合格ライン発表会の中でももう合格圏内が確定した人たちは明るい表情をしており、先生達と夜、祝勝会をするという予定になっていました。私はというと大原の通学講座の中でもビデオ講義の安い講座を選択したので先生以外は知り合いもいないので遠慮して帰ってしまいました。でも晴れやかな気分で家路に帰ることが出来ました。

 

その一方では合格か不合格かわからないで合格ライン発表会から帰宅する人も多いのが事実です。

 

だいたいこの合格ライン発表会に来る人達は合格確定組か合格不明確組かの2通りしかありません。そもそも不合格確定組はまずやってきません。

 

すると合格確定組は超ハイテンションです。一方合格不明確組はアンニュイな表情を投げかけています。合格ライン発表会のあと祝勝会が行われたのですが、この合格不明確組も何名かは参加していたみたいです。どんな気持ちで参加していたのか想像するしかありませんが、楽しくはなかったでしょう・・・

 

社会保険労務士試験合格発表日はその年は11月7日の発表だったと思いますが9時から発表とのことで家のパソコンの前でスタンバイしておりました。9時になりつなげてみたのですが、これが本当につながらない・・ようやく9時30分過ぎになって合格番号を発見することができました。 その年の合格率はなんと7.0% 100人中7人という合格者が発表されました。自分でもよくがんばったなあという思いとあのもう勉強しなくても良いんだという解放感がとても嬉しかったのを覚えています。

 

すぐに妻にも報告、妻の実家にも私の実家にも報告いたしました。また大原の予備校に通っていたということもあり、先生にも無事合格を伝えて感謝の言葉を伝えました。その先生のクラスでは大体3割位の生徒が合格したそうです。やはり合格しているのは30代、40代が中心で働きながら勉強している人がほとんだったといっていました。先生がおっしゃるには無職で通っている人もいるのだが、勉強しないと嘆いていました。無職の逃げ道で社会保険労務士試験を受験しているような感じでとても合格できるようなレベルではなかった方がいっぱいいるとおっしゃっていました。むしろ仕事がある人は少ない時間の中でのやりくりで集中して勉強しているので合格できた方がいっぱいいたとおっしゃっておりました。

 

この年の結果発表のサプライズは選択式の2点救済が厚生年金保険法だけだったこと。各予備校では社会保険に関する一般常識がが2点救済だと予想する予備校が多かったですが、実際は救済なしでした。私は運がよく社会保険に関する一般常識でも3点を取れていたので無事合格できましたが、もし2点だったら不合格でした。

 

本当にこの社会保険労務士試験は過酷な試験です。10科目の科目があり、7科目の択一式試験、8科目の選択式試験の1科目でも合格基準点を割ってしまったら不合格という試験です。

 

はっきり言ってもう2度とやりたくありません。それでも7%の合格率の試験に合格したということは非常に自身になります。

 

合格発表日の日にネットで「社会保険労務士試験 発表」を検索してみるとものすごくリアルな言葉が飛び交っています。「今年も不合格でした。なんで選択式の社会保険に関する一般常識が救済がないのか納得がいきません。もうあと1年も勉強を続けられないので今年で諦めます。」とか「帰りの電車の中で泣いてしまいました。自分では救済が入ってなんとか合格してるのではという淡い期待を持っていたのですがやはりだめでした。また来年というのは今はまだ考えられません。今は一回休んでから、もう一度考えてみたいと思います。」などのお言葉があふれていました。なかにはもう10回目なんていう記事を見つけると本当に切なくなってきます。それでもやりたいと思ったらまた頑張るしかないし、もうやりたくないと思ったらやらなければいいだけの話です。

 

私も試験終了後はもうこの試験は受けたくないと思いましたが試験勉強をしていく過程で自分なりの勉強方法を見つけ工夫していき、模試をうけて自分の実力を判定して、今、何をすべきかと考えて勉強していく過程は非常に楽しく、やはり勉強するっていいなあと改めて実感した試験でした。

 

合格したということを周りの友人たちに話したところ、ふざけて「先生!!」なんていってくる方もいましたし、とても良い気分で合格後は過ごすことができました。 しかし現実的には友人に社会保険労務士を取ったといっても何それ?聞いたこともない資格という人も結構いましたし、どれだけ凄い試験かがわかっていないのが現実なんだと思ったりもしました。

 

合格2日後には社会保険労務士連合会から立派な合格証書が送られてきます。これをみると改めて合格したんだなという気持ちになります。また合格後1週間ほどで社会保険労務士連合会から指定事務講習のお知らせがやってきます。これは2年間の実務経験がない方でもこの事務講習を受けることによって社会保険労務士として登録が出来るようになる制度のことです。ちなみに講習は通信指導過程(4か月間)と面接指導過程(4日間)の組み合わせになっております。受講料は7万円という金額です。この講習を終了後社会保険労務士連合会に登録すると晴れて個人で開業が出来ます。この申し込みの期限は約3週間ほどしかありませんのでよく考えて申し込みをしてください。


私の平成24年度の合格者の例でいきますと申し込みは平成24年11月16日~12月6日までの約3週間でした。またこの講習のお知らせとセットになって社会保険労務士の登録要綱なども送られてきます。開業にかかる費用はだいたい20万円といった所でしょうか私は指定事務講習を受けないで2年間の実務経験を積みたいと思って指定事務講習には申し込みませんでした。また開業ということも今のところは考えていませんので特に登録もしていません。実務経験がなくてすぐに開業を目指す方は忘れずに事務講習を申し込んでください。

 

ここまでが合格発表日までの流れになります。次回は私が社会保険労務士を目指したきっかけをお伝えしたいと思います。 

 

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