安倍晋三議員に対する名誉棄損裁判の12月3日の判決を前に、2011年5月20日、5月22日、5月24日付の安倍晋三議員のメルマガをあらためて資料として提示しておく。関心のある方はよく読んでいただきたい。



  5月20日付のメルマガでは、「やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです」と大嘘の情報を流した。淡水がなくなれば海水注入は当然だし、海水注入の開始自体を知らされていない私が止めろというはずがない。



  安倍議員の5月20日のメルマガが出た翌日の5月21日、読売と産経新聞が同趣旨の記事を大々的に掲載。記事の中でも安倍議員はメルマガと同様なコメントをしている。



  5月22日付のメルマガでは「「海水注入を一時間近く止めてしまった責任はだれにあるのか?菅総理、あなた以外にないじゃありませんか。真実は明らかです。」と述べている。しかし、真実は全く違った。東電の武黒氏が東電の吉田所長に海水注水を止めるように言ったが、吉田所長は自らの判断で注水を継続していた、というのが真実。



  さらに5月24日付けのメルマガでは、「いよいよ不信任案提出の時は迫りました」と、メルマガで流した虚偽情報を根拠に菅内閣不信任案を提出する準備をしていることを表明。 



  そして5月26日には東電が海水注入は中断せず、継続していたことを発表したが、安倍議員はメルマガを訂正も削除もせず、自民党は6月2日には菅内閣に対する不信任案を提出。



  安倍議員が虚偽情報を流して、私を総理の座から引きずり降ろそうとしたことは明らか。