TwitterやFacebookなどで拡散されているので、ご存知の方も多いかと思いますが、
先週、千葉県のとある駐車場に
ハウスや器などと一緒に捨てられた(?)犬がいました。
SNSでは、「この飼い主を探せ!」「責任を取らせろ!」「厳罰を!」
となっていますが、
ここではそんなことを求めているわけではありません。(警察が飼い主さんを探してくれてはいるようです。)
殺処分を避けるために保健所やセンターに持ち込まず、
ハウスや器などがあったことから多少の愛情はあったのではと推測できますし、
飼い主さんの立場や生活、人脈、知識、経済状況も詳しく知りませんので。
(だからと言って、仕方ないとは思わないですけどね)
ただこの子は、自分を捨てていった飼い主をどんな気持ちで見ていたのか。
はたまた愛情があったとするなら、飼い主さんは最後にこの子になんて言葉をかけたのか、
その時の愛犬の顔は、一生忘れることができないだろう。
飼い主さんも辛かったのではないだろうか。
本当の犬好き・動物好きならもうお気づきですよね。
もちろん、この飼い主さんは現行の法律・条例に則って処罰されるべきであり、
この行為を猛省していただきたいとは思いますが、
この飼い主さんを責めても、この飼い主さんをやり込めても
この犬は幸せになりません。
この犬の幸せは、
飼い主さんのこの子を手放した原因が解決し、
またこの飼い主さんと一緒に暮らすこと以外には無いはずなので。
つまり、
【加害者=飼い主・被害者=犬】なのではなく、
【飼い主&犬=日本のペット社会における被害者】なのかもしれないと考えると、
この案件が違うように見えてきませんか。
もっというと、
こういった犬はこの子だけではないので、
【加害者=日本に住む人間という動物・被害者=日本に住む犬という動物】
と考えることもできるかと思います。
なので、
このような飼い主さんと犬が増えないペット社会に、人間に、国になるよう
教育・流通システム・法律などを改善、整備することが
僕もあなたも含めた《日本に住む人間という動物》として
責任をとるということではないでしょうか。
『国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱いでわかる。』
(マハトマ・ガンジー)ちなみにこの子は、現在センターにいて個人や団体が引き出し可能なので
新しい飼い主さんを探すこともできるようです。
飼い主さんへ
もう1度愛犬と暮らしたいと思っているなら、
素直に周囲や赤の他人を頼って相談してみてはいかがですか?
誰かが何か良いアイデアを出してくれるかもしれませんから。
皆さんへ
このブログのコメント欄やTwitter(@macha_daichi)及び
facebookなどに
様々な意見が書き込まれます。
できたら、その意見全てに目を通してくださいね。
(反論はせず、こういう考えの人がいる国なんだ〜と勉強するつもりでお願いします)
それが現在の、僕やあなたがいる日本の動物愛護精神そのもののカタチであり、
ネット社会です。
それを踏まえて、どうあるべきなのか、そのためには何が必要なのか、
ここ日本に住む人間という動物全員で考えられる良い機会だと思いますので。
今回の記事、偉そうに聞こえたら申し訳ありません

ただの犬好き半ズボンおじさん個人の意見ですので
