介護施設と迷惑
去年5か月間、思うことがあり介護施設で副業アルバイトしていたのですが、最近どこかのネットで、ある老人が「子供に迷惑をかけたくないので、老後は施設を希望する」と見たので、少し思ったことを書かせていただきます。
たぶん老人になると、大体人に迷惑をかけざる負えません。仮に50年前だったら平均65歳で亡くなっていたので迷惑はかけなかったのかもしれません。ただ現在平均寿命が84歳ぐらいなので、他人に迷惑をかけずにはいられなくなっています。
それが家族であるか、国であるか、施設のスタッフであるかはいろいろあると思いますが、何かしらに迷惑はかけます。なので迷惑をかけるとかかけないとか関係ないのです。
介護施設で、働いていると1日に何度も感謝を表現されるお年寄りもいるのですが、逆に何度も逆切れするお年寄りもいます。1日に何度も怒るお年寄りというのは、比率で言えば10%か15%ぐらいだと思います。
この怒り方というのは、精神的な暴言か、肉体的に暴れるのどちらかです。
また他のお年寄りの方でも、このタイプの同居者が10%程度いるので、施設に入ってもたぶんそれほど快適ではないのです。
ただし施設に入らなければ生活できないというタイプがあります。それは車いす生活の人です。家庭では全く動けないので、この場合施設に入らなければなりません。
介護施設の方では、入居者を強制退去とかできないので、スタッフが我慢せざる負えません。そうすると職員が離職しがちになります。精神的に病んでしまうと聞くのは、たぶんこのタイプの入居者が多い介護施設です。
若い人が介護施設で働かない方がいいというのは
- 精神的に病んでしまったら後の人生で働けなくなってしまう
- 腰とか膝とか痛めたら40歳以降他の仕事が出来なくなってしまう
という2つの意味があると思います。