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さて本日は、ロンドンから列車で約１時間半で行ける、サマセット州のバースについてご紹介します。


バースと言えば、市街全体に18世紀ジョージ王朝様式の壮大な建造物が残り、また古代ローマの公衆浴場跡『ローマン・バス』があることでも有名です。



この美しい街バースは、一年中どの時期に訪れても楽しめる観光地となっています。中でも9月は毎年恒例で2016年に16年目を迎える『ジェーン・オースティン・フェスティバル』の開催月で、バースの歴史が最も活気づきます。

ジェーン・オースティンはバースで最も有名な元住民で、いくつかの彼女の小説にバースの街が登場します。10日にわたり開催されるこの祭典は毎年『グランド・リージェンシー・コスチュームド・プロムナード（摂政時代衣装仮装大行進）』で幕を開け、500人以上が伝統的な衣装をまとって参加します。その他の催し物にウォーキングツアーやトークイベント、ミニバスツアー、ミュージカル公演、摂政時代式ダンス、さらに婦人帽作りのワークショップもあります。

ローマ人はこの地域の天然温泉を活用し有名な『ローマン・バス』を建設し、現在はユネスコ世界遺産に認定されています。

『サーメ・バース・スパ』ではミネラル分が豊富な源水を試飲することや、屋上プールからバースの街並みを一望することができます。

バース市内は博物館が1平方マイル内にどこのイングランドの都市よりも多く、さまざまな個人経営の店が揃う賑やかなショッピングエリアでもあります。中心街はほぼ平地ですので無理なく歩くことができますし、優雅なジョージ王朝様式の建築は徒歩で見学するのが一番です。



バースで最も有名な元住民で作家のジェーン・オースティンを讃える記念館として、『ジェーン・オースティン・センター』があります。ここでは、英国の摂政時代の暮らしぶりが一目でわかるようになっています。ファッション、食事、社会…全てのことが時代を超越したオースティンの小説にアイディアを与えたことでしょう。

この記念館ではさらに、バースの街がジェーン・オースティンの生活や『ノーサンガー・アビー』や『説得』のなどの大人気作品の執筆にどのような影響を与えたかについても紹介されています。

伝統的な内装が施された、ジョージ王朝様式のタウンハウス内にある本記念館では、知識豊富で親切なスタッフからの歓迎の挨拶で『あなただけの』オースティン体験がスタート！

スタッフの挨拶後は、興味深い展示の数々を自分のペースで自由に見学していただけます。もちろん困ったことがあったときや質問などは、いつでもスタッフが即応対いたします。

婦人帽、シルクハット、ショール、うちわやドレスなど、展示されている摂政時代の衣装に身をまとえば、気分はまるで『高慢と偏見』の世界にいるかのよう。エリザベス・ベネットになりすますのも良し、コリンズ氏が困惑するあなたの一番好きなシーンを追体験するのも良しです。ぜひとも
ジェーン・オースティンの世界に浸ってみてください。


また素晴らしい館内を背景に楽しい写真を撮るチャンスもたっぷりあります。「バース市長の名誉ガイド隊（The Mayor of Bath's Corps of Honorary Guides ）」など無料のバースウォーキングツアーが開催されています。


また、街が運営するホームページVisit Bath では、街のあらゆる情報や、ご自身のスマートフォンに音声と地図をダウンロードする「ジェーン・オースティンのバース」音声ウォーキングツアーが用意されています。

バースに泊まろう！お勧めのホテル

せっかくバースを訪れたのなら、バースの素敵なホテルに宿泊することをオススメします！


1．ビクトリア様式のホテル『ブルックス・ゲストハウス』は手頃な価格と美味しい朝食、そしてロイヤル・ビクトリア・パークに近い便利な立地条件を提供します。

 


2･ 『ザ・ハルシオン』はジョージ王朝様式タウンハウスのブティックホテルで、客室はこぢんまりとしていながらスタイリッシュ。街の中心に位置し駅やローマン・バスに近いです。

 
3. 極上に贅沢な滞在には新ホテル『ザ・ゲインズバラ』

バースで５つ星ホテルがオープンしたのは30年ぶり。



館内に天然温泉をひいた英国初のホテルです。

滞在客はここだけ独自の『スパ・ビレッジ・バース』で温水プールやサウナ、スチーム・ルームやアイス・アルコーブ(氷がためられているスペ
ース）をお楽しみください。

18世紀に建てられ、第二級指定建築物に認定されている本ホテルは、街の中心地に位置し駅から徒歩数分です。