テキサス州ブラゾリア群ロシャロン在住のロバート・ワグナー氏の経験談は、まるでノアの箱舟のような話です。
周りの人たちは、雨が降り始めるまでの間、彼の頭がおかしくなったと思っていました。
しかし同地域で洪水が起こり、数千人の人が水浸の自宅から避難していた時も、彼の自宅だけは無事だったのです。
(写真 アクアダムに囲まれているワグナー氏の自宅の様子)
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Resident uses AquaDam to protect home from floodwaters
ランディ・ワグナー氏はある日、アクアダム(Aqua Dam)という商品をネットで見かけ、試してみることにしました。
ルイジアナ州まで車を運転し、アクアダムを購入。実際の設置法を他の人の助けを得て学び、実際に水がせき止められる様子を確認しました。
そして彼は、自宅の周りに設置した実際に長さ400フィート(約120m)、高さ30インチ(約76cm)の、プラスティックと繊維でできたチューブ(アクアダム)に水を入れたのです。
彼と家族は、洪水の際に水位が27インチ(約69cm)になるで見守っていましたが、水がバリアを越えて漏れることはまったくありませんでした。アクアダムにはお金がかかりましたが、彼は自分の精神の安定のためには、お金を出す価値はあったということです。
「家に2フィート(約61cm)の水が浸水したら、修復には$150,000(約1,500万円)の費用がかかりますが、それを防止するための$8,300(約85万円)の出費は家を守る小さな投資のようなものでした」
「(洪水の被害で)引っ越しを余儀なくされるかもしれないなんて、考えただけでも胸がちぎれそうじゃないですか」
ブラゾス川管理当局が、ここ数十年で見たことのないような洪水が間もなく起こりそうだと近辺の住民に警告を発した際、ワグナー氏は自宅を守る方法を探し求めました。
「洪水がどれ程のレベルになるかわかりませんでしたので、これまでだれもが見たことのないようなもので備える必要があると思ったのです」
そしてブラゾス川(Brazos River)が洪水状態になり始めた時、ブラゾリア群のロシャロンを含めた一帯に軍車両やプロペラ船にあふれかえり、強制避難を促していました。
「私は頭のおかしい人と言われていました。みんな家の前を歩く時に、私のことを笑っていました。でも今日は、みんなこのアクアダムにとても感心しているようです」とワグナー氏。そして彼の事例から、他の人にもこういった望みはあることを他の人にも知ってもらいたいと考えています。
「防災対策当局もこれを使うことができるでしょう。アディックス貯水湖が(溢れて)ハイウェイ6の上にまで浸水していたことを覚えてますが、その際にも使うことはできたのではないでしょうか」
【参照】YouTubeの概要などより翻訳
Aqua Damを製造、販売している企業
イギリスでは毎年のようにどこかで洪水が起きてます。また道路の排水なども考えていないのか、うちの近所では少し雨が降ると、道路にかなり水が溜まって危ない状態になっています。
洪水が起きると政府当局者は「至急に効率的な対策をとってですね・・・」などと言っていますが、実際に何か対策をしているという話は聞いたことがなく、毎年のように被害が出ています。トライデントなどに使うお金があったら本気で防災対策をしてもらいたいところですが、やはり最終的には自分の家は自分で守るしかないんでしょうか。