26日、「築地市場移転問題とTPP」と題する学習会で東京中央市場労働組合の中澤氏に話しを聞きました。
かつて東京都のホームページに「生鮮食料品は長期にわたる保存が難しく、鮮度によって価値が著しく変化する。供給量は、自然条件によって極めて大きく左右される。こうした商品の売買取引を放任することは、過度の競争、不当・不合理な取引、非衛生的な取り扱いなどを招き、消費者及び生産者に不利益をもたらす」と書いてあったそうですが、公共市場は集荷・分化・決済などの機能を持って、セリ取引を中心に、適正な価格形成で産地と商店街(消費者)を守るという役割をもっているということを改めて認識しました。ところが、卸売市場制度は規制緩和で相対取引が増え、品質より量、資本力で競い合うようになってきて、豊洲新市場も一大流通センターのようにしようとしているということです。仲卸を通さない流通で、いくらで取引されたのか不透明になってることや、卸売市場を通じた流通の方が合理的で安いことなども学びました。
TPPは日本の農業・漁業が壊滅的な打撃を受けるだけでなく、卸売市場制度そのものが「非関税障壁」として問題化する可能性もあるという指摘に、TPP参加を許すわけにはいかないと強く思いました。
学習会のあと、築地市場と豊洲新市場予定地を現地視察しました。


マロンレポート 日本共産党中央区議会議員 おぐり智恵子の活動日誌-築地場内
築地場内 日曜日のためまだ入荷前

マロンレポート 日本共産党中央区議会議員 おぐり智恵子の活動日誌-環状2号線工事現場
築地市場隅田川沿いの環状2号線工事
 市場移転を前提に地上で通す計画に変更

マロンレポート 日本共産党中央区議会議員 おぐり智恵子の活動日誌-豊洲土壌汚染処理施設
豊洲新市場予定地
 土壌汚染処理施設 巨大なテントがあちこちに

マロンレポート 日本共産党中央区議会議員 おぐり智恵子の活動日誌-豊洲新市場予想図
新市場予想図
 築地場内の「豊洲新市場PRコーナー」に展示中