ども、しばらくは自堕落な生活を送る予定の岡田達也です。
『嫌われ松子の一生』
無事に千穐楽を迎えることができました!
劇場に足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました!
劇場には行かなかったけど応援してたよというみなさん、ありがとうございました!
劇場にも行かなかったし、応援もしてなかったし、何なら岡田達也の不幸を祈っていたというみなさん、そんなつれないこと言わないで次回は劇場でお会いしましょう!
*
今だから告白するが……
「――岡野(僕が演じた役名)が松子を抱きしめる」という台本を読んだとき、ドキッとしたものだ。
「えっ?現役アイドルを抱きしめるのか?大丈夫なのか、自分?熱烈なファンの人に「どこの馬の骨ともわからないような小劇場の俳優がオレの若と玲香に触れるんじゃねぇ!」とかって刺されたりしてしまうんじゃないのか?」と。
慌てて台本を読み返してみた。
おっ!
僕よりも吉川純広くんなんかの方が何度も抱きしめているじゃないか!
危険度は高そうだぞ
堀越涼くんなんか松子に膝枕してもらうじゃないか!
もっと危険度が高そうだぞ
オレノグラフィティくんなんか鯖折り(プロレス技で言うところのベアハッグ)ばりに松子を抱きしめるじゃないか!
おいおい、危険度マックスだぞ
こいつらを盾にしたら僕は見逃してもらえるかも……
何にせよ、防弾チョッキを持っていないので、ジャンプとかマガジンとか古新聞を体中に巻きつけて劇場入りするべきなんだろうか?
などなど
ちょっぴり大人げないことを考えもしたけど、要らぬ心配だったようで。
乃木坂ファンのみなさんにも温かい言葉をたくさんかけてもらった。
それから驚くほどの
「二人をよろしくお願いします」
という言葉の多さ。
なるほど
みんなの親心が彼女らを育ててるんだなぁ、と実感。
何ができたか
何を渡せたのかわからないけど
少なくとも回りの俳優陣は遠慮なく彼女らに接して、遠慮なく芝居してた。
それこそが一番の愛情表現だ。
「この現場には味方がいない~!」と叫んだ若も
「誰も甘やかしてくれない~!」とブーたれた玲香も
男優たちからのプレッシャーにも負けず
ハードスケジュールにも負けず
ファンからの期待というプレッシャーにも負けず
よく務め上げたと思う。
おじさんたちも頑張って芝居を続けてるはずだから
またいつの日か舞台で共演しようぜ。
もしくは……
俺たちが乃木坂のライブに出演させてもらうかだな。
……そしたら本当に刺されるな。
やめておこう。
紙焼きって珍しいでしょ?
では、また。