仕事帰り、大船駅で出逢った光景。

週に何度もこの駅を通るのに、初めてだった。

 

駅の係りの方がゴミ箱に詰め込まれたゴミを

取り出し、分別されている。

 

われわれが、無造作に入れてしまった

ペットボトルの蓋を一つ一つ外していらした。

 

われわれが、たいして変わらないだろう、

と思って、入れてしまった雑誌が

普通の燃えるゴミに入っているだけで

この方達は、それを取り出さないといけない。

べったり何かで、とても汚れていても。

 

カンとペットボトルが同じ袋に入ってしまっているだけで

この方達の作業は倍以上になる・・・

 

毎夜、いや、1日にきっと数回、

こういう作業をしてくださっている方がいるから

駅は、日本は、きれいなんだ。

 

なんだか、ゴミをゴミ箱に入れただけで

どこかそれだけでちゃんと事をなしたような

気がしていました。

 

ごめんなさい。

 

そういえば、その先のこと、あまり考えてませんでした。

想像力の欠如。

 

この姿を見たら、この作業をそばで見ていたら、

明日からの自分のゴミの捨て方が変わる。

 

自分の家だったら、ちゃんとするくせに。

 

「知っていれば・・・そんな風にしなかったのに」

 

こんなことは、この駅でみた一コマだけでなく

世の中にはたくさん、たくさんあるんじゃないかな、

 

なんだかそんなことを考えて、

ひとり反省した 満月の夜。