ダウンタイムの短い手術〜ミニ脂肪吸引〜
私はここ数年ダウンタイムの短い手術を心がけています。
ところでダウンタイムって何かといえば・・・
“手術後に日常生活へ戻れるまでの期間”をいいますが、
要するに手術をしてもすぐに回復できるように、
手術自体を出来る限り侵襲の少ないものにすることなんです。
開腹せずに行える腹腔鏡を使った手術などがそれにあたります。
腹腔鏡の普及により手術自体の侵襲が少なくなり、
入院期間も短くてすむわけですから、ダウンタイムは短くなります。
そこで私も美容外科にもダウンタイムの短い手術を取り入れています。
代表的なものが、
“ミニリフト”や“ミニ脂肪吸引”です。
前者はフェイスリフト、後者は脂肪吸引が基本の手術となります。
今回は後者のミニ脂肪吸引についてお話します。
一般的に脂肪吸引は全身麻酔や硬膜外麻酔を併用して行います。
また吸引する範囲が広く、
麻酔量も必然的に多くなりますので患者様の負担は増えます。
何より脚などの脂肪吸引を行うと、
術後に痛くて歩けない・・・つまりダウンタイムが長くなるわけです。
私が行っているミニ脂肪吸引は、
手のひらサイズで行うため、
全身麻酔などは必要なく局所麻酔で十分ですし、
何より吸引する範囲がピンポイントで術後の痛みが軽減されます。
そのためダウンタイムも短くすむわけなんです。
この施術を始める前は、
患者様は『一度に広い範囲の吸引を望まれるかも!?』
・・・と思っていたのですが、
これが意外に好評だったのです。
「この部分のココ!」
・・・という具合にピンポイントでの部分やせを希望される方が多く、
また広範囲を吸引するよりもその効果がハッキリわかること、
さらにダウンタイムも短く、
費用もリーズナブルな部分が良かったのかと思います。
今回の症例では、
内もものこの部分!
・・・という要望がありましたので、
ピンポイントでミニ脂肪吸引を行います。
吸引するエリアは手のひらサイズで、
内側に向かって丸く突出している部分です。
内ももが脂肪の影響で内側に張り出していましたが、
ミニ脂肪吸引で丸みが取れ、
スッキリしたラインに仕上がりました。
「脂肪吸引は怖い、大がかりな手術はいやだ、
でも部分的にやせたい!」
そんな方にはオススメの施術です。
是非ご相談下さい。
丸山成一
※before & afterの画像についてのご注意
写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい。
※リスク・副作用・合併症
内出血、腫脹、左右差、血腫、吸引部分の凹凸、皮膚壊死、感染、瘢痕拘縮、感覚鈍磨、脂肪塞栓による各種症状(肺塞栓など)自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
また吸引部の切開創は、傷の哆開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成などが考えられます。