たなばたの日に、心によりそう~おこだでませんように~ | 子育て夫婦を10倍楽しむコツ イクメンカウンセラー吉村伊織

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たなばたに読みたい絵本ということで
思いつくのはこれ↓


■おこだでませんように

くすのき しげのり:作
石井 聖岳:絵


いつもおこられてばかりのぼく。

妹とのお留守番、
友だちとのサッカー、
ぼくだっていやな想いをしたのに
おこられるのはいつもぼくだけ。

そんなぼくがたなばたの短冊に書いた願いごとは、
「おこだでませんように」


一年生になって数カ月が経ち、
周囲との関係の中でおこられてばかりの主人公。

そんな少年の心が描かれています。


ついついその現場だけを見て
子どもを怒ってしまう僕たち親。


この絵本は、
そんな子どもと親の気持ちに向き合わせてくれて
涙が自然とこぼれてしまいます。


「あぁ、私もおこってばっかりだった・・・」

という言葉が頭をよぎりますよね。


でも、そこで自分を責めなくても大丈夫。

反省することはあっても、
自分を否定することは絵本の作者も望んでいないはずです。



この絵本から学べることとしては、
物事を「点」だけでとらえず
横の「広がり」と「深さ」でみる

というのが挙げられます。

「点」は、
何かが起きているその瞬間


妹や友だちが泣いているそのシーンです。



「広がり」は、
その前後の時間で何が起きていたかと、
周りの人たちの関わり



妹と遊んであげていたから宿題ができなかったり、
友だちの方から先にちょっかいをだしてきたり。



「深さ」は、
その子の感情です。


悲しい、悔しい、楽しい、嬉しい
などなど。



そこまで目を向けることで、
その子の存在を認めてあげることができるし、
悪いことをしていた時には、どうすればよかったか話しあうことができます。


子育てに限らず、
大人同士の人間関係でもそうですね。



目の前で起きていることに、
その瞬間は「ウッ」となるかもしれません。

でも、次の時間で
「広がり」と「深さ」に目を向けてみる。


そうやって一歩下がって見ることで
自分の冷静さを取り戻し、
円滑に解決できるようになります。



絵本を読みながら、
自分の心を整理する。


そんな時間もオススメです。



■おこだでませんように

くすのき しげのり:作
石井 聖岳:絵