東京事務所のたぬ吉です。

 

本日、参議院自民党の政策審議会で、議員立法のIR(統合型リゾート)カジノ解禁法について、提案者のIR議連の岩屋幹事長並びに西村康稔事務局長より説明があり、参議院の先生方と意見交換が行われました。

衆議院の内閣委員会で2回の質疑で可決に至り、明日の本会議で採決され、参議院に送付される予定です。今国会での成立を目指しているとのことです。

 

この法案は、カジノ解禁を含むIR制度(観光振興に寄与する諸施設、例えば国際大会議場、展示場、ホテル、エンターテイメント施設など)の創設という基本的方向性を示すプログラム法案。成立後、1年以内に内閣が閣法として法案提出を行い、運用・カジノ規制・依存症対策など、具体的な制度設計を盛り込んだ法案が出される予定となるそうです。

直ぐさまカジノが解禁になるわけでは無く、これ自体単体で出す法案では無いとのことです。

会議の中では賛成者や反対者の意見が様々ありました。

 

西田さんの質問は、カジノ導入について、刑法上の185条・186条との関係で賭博行為にあたらないのか?この法案に法律上何もうたわれてない事や、マネーロンダリング対策についても条文に書かれておらず、法整備について明確にのせるべきであると。そうでなければ、法務省や警察庁が法整備を行う上、方向性を出てこないのではないか。また、これ以外にも入場制限や入場料やバンケット、ディーラーのモラル、客層のターゲット、パチンコなど。

そして依存症対策について、様々な各論を抱える中で、今後政策審議会が正副会長会議で審査を行い、参議院としての方向性の結論を出すことになるそうです。

参議院で独特の附帯決議を盛り込むべきとの声もありました。

 

残されたたった14日までの会期の中で、果たして性急に通す法案なのか??考えさせられる重要な法案だとたぬ吉は思います。

 

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週刊西田

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