星座占いをやっていてすごく面白いのが、たとえばですね、バイオリズムというものはけっこうみんなにとって平等にあると思うのですよ。

 

でも、その「運」とか「ツキ」とか「バイオリズム」というものの、受ける人たちってみんな個性が違います。たとえば山羊座の場合って、「まぁまぁコツコツと準備しなければいけない」という場面って、そこまで実は苦とはしないんです。でも、それが獅子座の場合においては「日陰でコツコツ努力する」ってよっぽどの執念とか「次に絶対逆転する」という強い気持ちがないと耐えることができません。

 

その星座ごとに「何を喜びにして」→「どういうシーンで頑張れるか」ってすごく大事な気がするのです。それをいっしょくたに「今週牡羊座、ラッキー」っていうふうにはどうしてもできない。「ラッキー」だったら「どうラッキー」で、牡羊座ってそのラッキーが「どう嬉しいか」って説明しなければいけないような気がします。はい。

 

ということで今回は「牡羊座の人が嬉しい場面」

 

牡羊座ってがすごく良いのですね。その「勘」ってたとえば蠍座のそれとはちょっと違うのです。蠍座の勘ってですね「はじめの第一印象で相手のことをつかんでおいて、さらにそこから何分か会話をすることによって“あー、この人大体こういう人なんだ”」ということを確認する勘です。イメージで言うとですね、下絵があったら、そこに多少の色をつけて完成に近い絵を持っておくという勘です。

 

一方、牡羊座の勘って「サササー」って書くラフ絵なのです。サササーッて書いて「あ、ここに〇〇が足りない」って色々なものを付け加えたり、引いたりしていくような感じですね。

 

だから牡羊座の家とか部屋に入れてもらうとすごく面白いです。なんていうか「完成形」じゃないんですよ。その人の好きな世界観は出ているけど、100%は完成されていない部屋なんです。「空き」を作っておいて、また次に興味が出てくるものがあったら補充するみたいな。

 

牡羊座の勘って「私がそこに(またはその人に)興味を持てるかどうか」のために100%使われます。

 

牡羊座って100%完成された世界って嫌いなのです。自分が何%かでも、その世界観に対してプロデュースするとか「手を付け加える」という余地がないと「え、だったら私ここにいる意味ないじゃん。みんなと同じことすれば良いってことでしょ? 」っていう反応になって、テンションが下がっていくのです。だからね、服装とかでも「ちょっとみんなとは違うもの」を絶対に取り入れたいです。そうしないと「息をしていない」というぐらいまで苦しくなっちゃう。だからこの人達が学生時代にどうやってみんなと同じ制服を着ていたのかってすごく疑問に思います。

 

どこでも良いから、「自分の意見が取り入れられる」とモチベーションが上がります。

 

あと、「自分が死ぬ程飽きやすい」ということを自覚しているから、小さなものでも良いから「サプライズ」が大好きです。牡羊座の好きな世界って「この次に何が起こるのかわからない」という世界ですし、なんか綺麗で入れ替わっていく写真のように、スライドされていくような景色が好きです。動いているものを見ているのとか大好きですもん。

 

牡羊座は愛想笑いもするから、ニコニコしていたらそれはそんなに笑っていないと思って下さい。

 

牡羊座が本当に笑っている時は照れくさそうに「えへへ」と笑います。そういう時は本当に目の前の人を信用し始めようとしています。

 

とりあえず牡羊座小話終わり。次は牡牛座について書いていきます。

 

こういう「牡羊座はこういう人です。だからこう付き合って下さい」というのは本に詳しく書いているのでよろしくお願いいたします。

 

しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法(マガジンハウス社)

 

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