ANIMALiveより 
 
 
 
 
ケンジとソフィアは、韓国の食肉工場で一緒に育ちました。彼らは小さな子どもだった時からずっと一緒に、辛い日々のなかでお互いに励ましあって暮らしてきました。
工場が閉鎖されたことをきっかけに、ついに2匹の犬は工場から無事に救出されましたが、違う家庭にもらわれることになり、別々の人生を歩むこととなりました
ケンジとソフィアはJindo Loveという団体によって救護され、米国にわたり飼い主を見つけました。
ケンジはマサチューセッツにあるSweet Paws Rescueという団体を通して、飼い主のリンゼイに出会いました。
「彼はとっても可愛くて大事な飼い犬です。とても穏やかで愛情深くて、お腹を触ると大喜びするのもとても可愛いです。興奮すると、高く吠えるのですぐわかるんです」とリンゼイさん。
ケンジは新しい家族にとって相性が完璧な犬でした。また、新しい家にもとても順応していました。しかし一つだけ、問題があったのです。
それは、ケンジは他の犬とはあまり気が合わないということでした。彼は人間のことは好きでしたが、他の犬と遊んだりするのはどうも苦手のようでした…ソフィアに再会するまでは。
ケンジを受け入れた家族はソフィアのことも、2匹がとても強い絆で結ばれていたことも知っていたため、2匹のために再会の機会を作ることに決めました。
まずソフィアの家族を探し出し、そして2つの家族が会える日にちを取り決めました。ケンジとソフィアは韓国の工場を抜け出して以来ずっと離れ離れだったため、2匹が互いを覚えているかは定かではありませんでした。

ついに再会の日!

2匹の家族の心配は、ケンジとソフィアが会った途端に吹き飛びました。もちろん2匹はお互いのことを覚えていたのです。
「ケンジがソフィアを見た途端、2匹がお互いのことをちゃんと覚えていて、お互いを大好きだということは誰の目から見ても明らかでした!」
ケンジとソフィアはお互いに会えた喜びを全身で表し、抱き合ったり触り合ったりすることがやめられないようでした。彼らはあちらからこちらへと走ったり、遊んだり、ジャンプしたりして、まるで離れ離れの時間を埋めるように2匹で遊び続けました
 
 
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「ケンジのエネルギーは今までにないほど湧き上がっていて、他の犬とは決して馴染もうとしないのに、ソフィアとは庭でずっと遊びまわっていました」とリンゼイさんは回想します。
再会は本当に素敵なものになりました。ケンジとソフィアはお互いが健康で、そして優しい家族にもらわれたことを確認して幸せそうにしていました。ケンジが他の犬と仲良くしようとしなかったのは、ソフィアに会えない寂しさだったのかもしれません。(thedodo
この笑顔!再会できてどんなに嬉しかったかが伝わってきますね。食肉にされることなく、無事に救出され、別々に幸せな生活を歩き始めた2匹。これからもたまにこうして、一緒に会って遊んだりできると良いですね!