2017年1月27日

 夕方。 新幹線で高崎に向かっている。 19時から行われる群馬育英学園グループの新年互礼会に出席するためだ。

 先の全国高校サッカー選手権における育英高校サッカー部の健闘(準優勝)に対しては、心からの拍手を送りたい。 何しろ、ディフェンスラインの4人の選手全員が2年生なのだ。 来年の大会が、今から楽しみだ。

 え? 野球部も甲子園出場が決まったって?! 近年、学力レベルも着実にアップしつつある育英高校。 「文武両道」の学校としてのさらなる進化を期待したい。

 昼12時過ぎ。 文部科学部会に出席。 文科省の「天下りあっせん問題」について議論を交わした。

 手を挙げて、こう発言した。 「今回の『天下りあっせん問題』は、文科省に限った問題ではない。政府全体に関わることだ。過去、こうした問題が起こる度に、官僚組織全体のモラルが低下する様を目撃して来た。安倍政権になって、ようやく政治のリーダーシップの下で役人たちもやる気を持って能力を発揮出来る状況になっている。」

 「だからこそ、当事者である文科省が的確に対応しないと、政府組織全体の劣化に繋がってしまう。今般、文科省の調査チームの責任者になった中川審議官は、科学技術担当大臣時代からよく知っている。中川さん、ここは腹を据えて取り組んでくださいね!」

 「天下り」の問題は根が深い。 対応を一歩、間違えると、思わぬところにまで広がっていく可能性がある。 与党としても、政府による「天下りの根絶」をより積極的に後押ししていく必要がある。

 カジノ解禁をめぐる議論も含め、自民党内に「ある種の油断」が生まれている気がしてならない。 2008年の政権交代選挙で、自民党は塗炭の苦しみを味わった。 あの選挙の惨敗を、野党転落後の苦しみを皆、忘れてしまったのだろうか?!

 繰り返し言っておく。 安倍総理の人気が高いからと言って、慢心は禁物だ。 国民から手痛いしっぺ返しを受けることになる。

 ちなみに、山本一太の目から見ると、カジノ解禁に伴う最大の懸念は「ギャンブル依存症の増加」ではない。 「マネーロンダリングを含む犯罪行為を本当に防げるかどうか?!」だ。

 あ、間もなく高崎駅。