こんにちは! ちえの樹スタッフの田中です。
ご報告が遅くなりましたが、1月14日(土)に開催された『『魔夜峰央×鏡リュウジトークイベント ~魔夜先生(みーちゃん)に聞く! タロットとわたしの神秘主義~』は、無事に終了いたしました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました
魔夜峰央先生、鏡リュウジ先生、本当にお疲れ様でございました
トークイベントの後は握手会、そしてお土産カード(お二人のサイン入りイラストカード)のお渡しなどもあり、ファンの皆さま、思いの丈を先生方にぶつけているようでした
スタッフ田中は当日は司会を担当させていただいて、緊張のあまり何を話しているのか途中でよくわからなくなってしまうほどだったのですが、お客様より「愛が伝わってきてよかった」と励まされ、感謝感謝の一日でした。
イベントが始まる前、控室ではじつはこんなやりとりがありました。
私「魔夜先生、頑張って当時タロットを描いたときのこと、思い出してくださいねっ」
と懇願していたんですけれども
魔夜先生「う~ん、ホントに覚えていないんだよね~」
とのお返事…(焦)。
たなか「でも、この隠者のカードは何かしらこだわりがあると聞きましたが」
魔夜先生「ああ、うん、そーですね」
たなか「鏡先生、ぜひこれトークで触れてくださいね。」
鏡先生「それにしても魔夜先生はこのタロットの絵(コートカードを含めると、絵札は全部で42枚)はどれくらいの期間で描かれたんですか?」
魔夜先生「うーん、1週間くらい?」
鏡先生&たなか「ええええ~~~~っ!?」
控室でめちゃくちゃビックリしていて大声を出してしまった鏡先生とスタッフ・たなか。
たなか「かっ鏡先生、これもトークで触れてください」
鏡先生「僕、本番でもう一回聞きますから」
たなか「ええ~っ!(ビックリする演技の練習)」
…というわけで、控室の段階でじつはすでに魔夜先生にビックリさせられていた鏡先生とスタッフです。
~~そして本番~~
鏡先生「魔夜先生はこのタロットカードをどれくらいの期間で描かれたんですか?」
魔夜先生「…そうですねえ。一週間くらいかな?」
参加者の皆様「うえええええええええ~~~~~~っ!!!!!?????」
鏡先生「えええ~~っ?(じつは2回目)」
たなか「えええ~~っ?(じつは2回目)」
…いや~皆さんが驚くリアクションを見たかったのです私たち…。ねっびっくりですよね。
一週間ですよ一週間。
魔夜先生「私は描くときはほとんど何も考えていませんから。逆に考えて描いていたら、そんなに早く書けませんよ」
…たしかに、インスピレーションというか、ひらめきでペンを走らせているからこそ、早くてなおかつ神秘的で不思議な世界観が生まれているのかもしれませんよね。
鏡先生「ところで魔夜先生は、この隠者のカードにこだわりがあるとのことでしたが…」
魔夜先生「描いていた当時のことはほとんど覚えていないんですけれど、この隠者のカードは比較的覚えているほうでして」
鏡先生「はい」
魔夜先生「昔ね、『隠密剣士』(おんみつけんし)っていう忍者物の時代劇があったんですよ。手裏剣をこうやって投げるポーズ(魔夜先生は立ちあがって、両手を重ねて手裏剣を投げるマネ)は、この『隠密剣士』から始まったんです。障子とか、屋敷の中の感じとか、それを参考に」
鏡先生「…ということは、隠者はじつは…」
魔夜先生「そう。隠者は忍者」
鏡先生「隠者は忍者!!」
会場爆笑。
隠者は忍者!(キリッ)
そういわれると、結構忍者的要素が強いカードが多いかもしれない…。
たなか「このカードも忍者っぽいですよね。仮面の忍者赤影とか」
魔夜先生「そうですね。もしくはキッス(KISS)かな」
(会場また爆笑)
さすが魔夜先生、トークにしれっとギャグが織り込まれてくる…!!
その他にも、様々なカードをみんなで見ながら、これってどう見える、何が書いてあるという分析に花が咲きました。
この運命の輪のカードについても、興味深いお話を聞くことが出来ました。
車輪を鬼のような何かが引っ張っていますね、という感想に対して、
魔夜先生「これは鬼ではなくて、引っ張っているのが『運命』 そのものですね」。
一般的な運命の輪のカードと言うと、中央に円があって、それがグルグルと循環しているようなイメージです。しかし魔夜先生は、車輪がある方向へ進んでいくという、一方通行の流れのようなものだとお考えなのかなと思いました。
鏡先生は、魔夜先生の人生論についても、次のようにお話されています。
鏡先生「専門的には、魔夜先生のような考え方は『目的論』というんです。原因があって結果がある…という因果関係ではなくて、 すでに人生の目標や使命が決まっていて、正しい選択をすることで未来にたどり着くという考え方ですね」
*このあたりの魔夜先生独特の人生論は、こちらの
『スピリチュアル漫画家』にくわしく載っているので、ぜひファンの皆様はご一読ください
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そんな鏡先生のお話に、魔夜先生もひとこと
「ここにいる皆さんも、今日ここに来ることは、おそらくずっと前から決まっていたことなんです」とのお言葉。これには会場のお客様もジーン…と感慨深く聞き入っておられました。
ファンの皆様も、まさか漫画を読んでいた魔夜先生に直接会えるだなんて、きっと子どもの頃には想像もできなかったことでしょう。私も小学生の自分に夢の中でそっと言いたい、「将来、魔夜先生とお仕事をする日が来るよ…」とそれが運命的に決まっていたことだったなんて…
魔夜先生ご本人からの「ここに来る日はずっと前から決まっていた」というお言葉、きっと皆様の胸にも深く刻まれたかと思います
魔夜先生曰く、この下に描かれている人物は「いかだ」に乗っているのだそうです。
水平線の見えない大きな水面、これは広大な河か、それとも海原か…。無限の竜の輪の中に世界が広がっていて、じつはその外では大きな流れが(運命?)表現されていたのですね。
鏡先生も、十代の頃にこのカードの美しさに惹かれて魔夜先生のタロットを購入されたそうですが、今改めて見て、そして魔夜先生の解説を受けて気づくことがたくさんあったそうです。
もう、ここには書ききれないほどの様々なカードのお話があり、しかも鏡先生のホロスコープチャート読みもあり。充実した1時間半のトークショーでした。
鏡先生も「あっというまにもうこんな時間!?」と、多少マキが入ってしまったほど。もっともっと、魔夜先生と鏡先生のお話を聞きたかったなあ~
まずは、タロット解説について書かせていただきましたが、次回も引き続きイベントレポートと言うことで、鏡先生による「魔夜先生のホロスコープチャート」について書かせていただきます。
次回のブログをお楽しみに~~
魔夜先生、鏡先生、ありがとうございました