大みそかにドイツ・フランクフルトで難民が性的攻撃を行った、という主張はでっちあげだったと警察の発表
‘Mass sex assaults’ by refugees in Frankfurt on New Year ’s Eve were made up – police

2月15日【RT】

ドイツのビルト(Bild)新聞が先頭を切って報道していた、「おおみそかにフランクフルトで女性に対する性的攻撃が大規模に行われた」という報道は作り話で、「まったく根拠がない」と警察が発表した。

フランクフルトの繁華街に位置するFressgass通りで、難民が大規模に女性に対して性的攻撃を行ったというニュースが、今年の2月にビルト紙に報道されていた
。同記事はその後、削除されている。

Express紙に報道されていた元の記事からの引用文
 
被害者の一人、Irina A.(27歳)がビルト紙に次のように答えた。
「彼ら(移民)はスカートの下から、両足の間、胸元、あらゆる場所を掴んできました・・・その男性の数は増えるばかりです。彼らの手があらゆるところにありました」

彼女のこの証言は、地元のパブのオーナーであるJan Mai氏のアラブ人の集団は「非常に攻撃的で、叫び声や手によるジェスチャーが行われていた」という発言によって裏づけされていた。

Jan Mai氏:「私が入った時、そこには50人前後のアラブ系のグループで埋め尽くされていました。彼らはドイツ語を話さず、他のお客さんの飲み物を飲んで、踊って近づいていきました。

攻撃を受けた女性たちが助けを求めました。
場の雰囲気は完全に変わりましたね」
  (引用終了)


The Local紙は、記載されているビルト紙からの引用として、問題の難民はフランクフルト市を内包するヘッセン州内の難民センターから訪問していたと主張していた。



警察は容疑の事件について調査を開始し、火曜日にはこの集団性的暴力行為の容疑は作り出されたものであったという報告書を公開した。

「Fressgassで難民の集団による、大規模な暴徒的攻撃は起きていませんでした。この主張には根拠がありませんでした」

複数の人が「難民の大集団による性的攻撃や肉体的負傷、盗難や非常に攻撃的な態度について報告していた。この件に関する表現に対するメディア側の関心は非常に高い。警察はこの事件について認識していない」と問題の記事は記している。

警察の声明文:「目撃者や客、従業員とされている人たちとの聞き取り調査から、新聞に記されていたような出来事に対する根本的な疑惑へとつながりました」

「被害者とされている人の一人は、事件が起きたとされている時間には、フランクフルトの外にいたことさえ判明しています」


ビルト紙の編集チームはその後まもなく、「今回の不正確な報道、そして関係する方々への非難に対して」謝罪を行った。

ビルト紙の声明文:「この報道は、弊紙のジャーナリストとしての基準に相応するわけでは決してありません」

また同紙によれば、目撃者とされるパブのオーナーや従業員による集団性的攻撃の発言は、他のメディア社に伝えられたものであったとしている。

オンライン版ビルト紙の編集長Julian Reicheltのツイート:「弊社の業務に関して謝罪を申し上げます。ビルト紙としての対応については、間もなく発表いたします」


    Entschuldigung in eigener Sache. Ich werde zeitnah mitteilen, welche Konsequenzen @BILD daraus zieht. https://t.co/nbyExKc2NO

    — Julian Reichelt (@jreichelt) February 14, 2017

ビルト紙のニュースは2015年の大みそかに起きた集団性暴行事件との比較として登場したもの。2015年の事件の際は、同市内で数百人の女性に対し北アフリカ系の男性グループが性的暴行を行っていた。

2015年の大みそかにドイツ全国で発生した犯罪件数について、11月にドイツの警察によって最新のデータに関する報告がなされていた。
1,231人の女性を対象にした性的暴行が881件で、被害者はすべて若い女性であった。

同年の大みそかには、ドイツ以外にもスウェーデンやオーストリア、フィンランドやスイスなどで同様の性的暴行事件が起きていたとされている。




【参考】https://www.rt.com/news/377411-migrants-not-assaulted-women-frankfurt/



(翻訳終了)
 
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