【参院予算委員会】
民進・小西洋之氏、安倍晋三首相の答弁を「卑怯」と批判 直後に注意され、撤回
2017.3.13 16:31更新
http://www.sankei.com/politics/news/170313/plt1703130020-n1.html

 

 民進党の小西洋之参院議員は13日の参院予算委員会で、安倍晋三首相の答弁内容を「卑怯(ひきょう)」と批判し、直後に撤回した。

 

 首相は、小西氏から教育勅語への見解を問われ「教育勅語の法制上の効力は喪失したと承知をしている。コメントする立場にはない」と答えた。この答弁を受けて小西氏は「首相のそういう卑怯な答弁はもう読んでいる」と発言した。

 

 小西氏の発言には、与党の理事らから「不適切だ」との声が上がり、民進党の福山哲郎筆頭理事が注意。これを受け、山本一太委員長(自民)が「『不適切と認められる言葉があった』との指摘があった。速記録を調査の上、適当な処置をとる」と述べた。

 

 この後、小西氏は「卑怯という言葉はよくないとご指摘をいただいたので、撤回させていただく」と表明した。ただ、続けて「国民の代表の国会議員としての誠心誠意の思いだ」とも釈明した。

 

 

 

【阿比留瑠比の視線】
教育勅語のどこが悪いというのか 毎日新聞よ、無知と偏見の他者攻撃はみっともない
2017.3.13 07:49更新
http://www.sankei.com/column/news/170313/clm1703130005-n1.html

 

 明治天皇が人が生きていく上で心掛けるべき徳目を簡潔に示した教育勅語が、メディアに「悪者」にされている。

 

 「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」

 

 稲田朋美防衛相は8日、参院予算委員会でこう述べた。その通り、教育勅語の口語文訳は次のようである。

 

 「私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。国民の皆さんは、子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い…」

 

 これのどこが悪いのかさっぱり理解できないが、毎日新聞は翌9日付朝刊で次のように批判的に報じた。

 

 「稲田氏に対し、資質を問う声が上がる可能性がある」

 

 まさか毎日新聞は、親不孝や友人への不義理、夫婦のいさかいや国家的な不道徳を推奨しているわけではあるまい。

 

 とはいえ、毎日新聞は3日付の社説でも学校法人「森友学園」が運営する幼稚園が教育勅語を園児に暗唱させていることを問題視し、こう書いている。

 

 「明治憲法下の教育理念である教育勅語は忠君と国家への奉仕を求めていた。1948年、『基本的人権を損ない、国際信義に対して疑いを残す』などと衆参両院で排除と失効確認が決議された。公式決議の意味は重く、教育現場での暗唱はふさわしくないはずだ」

 

 わざわざ連合国軍総司令部(GHQ)の占領下で、その意向に従わざるを得なかった時代の決議を持ち出して、教育勅語を否定しようとしている。

 

 確かに教育勅語には「法律や、秩序を守ることはもちろんのこと、非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません」という部分もある。だが、これも基本的人権を損なうような過激な主張だとは必ずしも思えない。

 

 憲法が思想・良心の自由を保障している国の一私立学校の教育方針に対し、いちいち新聞が「ふさわしくない」というべき話かという疑問もわく。

 

 そもそも政府は、教育勅語を学校現場で用いることに特に問題はないとの見解をすでに示しており、閣僚の一人としての稲田氏の答弁は何もおかしくない。

 

 平成26年4月の参院文教科学委員会で、和田政宗参院議員が「排除・失効決議に関係なく、副読本や学校現場で活用できると思うがどうか」とただした際に、文部科学省の前川喜平初等中等教育局長はこう答えている。

 

 「教育勅語の中には今日でも通用するような内容も含まれており、これらの点に着目して活用することは考えられる」

 

 また、同様に下村博文文科相も次のように指摘した。

 

 「教育勅語の内容そのものについては、今日でも通用する普遍的なものがあるわけで、この点に着目して学校で教材として使うのは差し支えない」

 

 つまり、「教育現場にふさわしくない」と決め付けた毎日新聞の方に無理があるということになる。

 

 毎日新聞は、安倍晋三首相が「侵略の定義は定まっていない」と述べたときにも、「侵略を否定したと受け取られかねない発言をした」(25年12月27日付社説)などと執拗(しつよう)に首相を批判した。

 

 だが、これについては村山富市首相(当時)も7年10月の衆院予算委でこう答弁していた。

 

 「国際法を検討してみても、(中略)侵略というものがどういうものであるかという定義はなかなかない」

 

 安倍首相は、従来の政府見解をそのまま述べたにもかかわらず、危険な発言をしたかのように非難されたのである。

 

 己の無知と偏見に基づき、他者を攻撃するのはみっともない。もって他山の石としたい。(論説委員兼政治部編集委員・阿比留瑠比 あびるるい)

 

 

いすけ屋

 

 戦前の教育は悪かった。その典型が教育勅語だ。だから日本は無謀な戦争に突入していったのだ――と、戦後教育では教えられた。戦前の教育を否定するのが日教組の教育指針であり、憲法9条に心酔し、日教組の洗脳が解けていない連中は、「教育勅語=悪」と信じている。愛国心が戦争を産んだと思わされているが、実は、日本の兵士の愛国心に米軍はどこでも圧倒されたから、二度と日本兵とは戦いたくないという体験から、教育勅語を廃止せよという命令になったのだ。この日本の誇るべき教育勅語を悪く思う連中は、教育勅語の中身も知らず、単純にアレルギー反応を起こしてしまう。

 

 民進党の小西洋之参院議員もそのひとりである。蓮舫代表が同じ質問を稲田防衛大臣にして、「教育勅語自体が全く誤りというのは違う」と論破されたばかりだ。なのに予算委員会で安倍首相に何故、そのような質問をぶつけるのか。余りにもつまらないから、「コメントする立場にはない」と言われれたまで。それを「卑怯だ」とは・・・。国会議員もここまでレベルが落ちたのか。民進党さん、もっと教育しろよ。その前に幹部ももっと勉強しろよ。

 

 森友学園問題は、国有地を安く購入したことより、森友学園系列の幼稚園で教育勅語を暗唱させ、「安倍首相バンザイ」と言わせている教育方針の方が気になると、民進党や左巻きが焦った故の問題である。最初は隣の豊中市が購入した国有地が14億2000万円なのに、森友学園は鑑定価格9億5000万円のところを1億3000万円で購入しているから、おかしいということだった。しかし、差額はゴミの処分費用だという説明なのに、積算にかかわっていない者が、勝手に「それは高すぎる」とか「説明になってない」と、騒いだのが始まりだった。これには会計検査が入るということなので、その結果を待てばいい。

 

 ところが、契約書の不備が見つかり、経歴詐称がいわれ、まるで国をあげての「森友学園つぶし」となっていった。一民間企業を国が一生懸命潰そうとしている図は、恥ずかしくて、世界に発信できない。北朝鮮が4発のミサイルを日本海のしかも日本のEEZ内に向けて発射したその当日ですら、国会では森友学園問題でワイワイやっていたのだ。政治の基本は、国民の生命と財産を守る事である。であるのに、「総理は教育勅語をどう思われますか?」。これが野党民進党の質問だ。注意を受けて「卑怯」を撤回したが、「国民の代表の国会議員としての誠心誠意の思いだ」と抜かした。「教育勅語をどう思うか」が「国民の代表の国会議員としての誠心誠意の思い」?。文脈が繋がらない。そんなバカは国会に要らない。直ちに辞職願を出し給え。