篠田麻里子生誕祭(2013年4月1日「チームA」公演より) | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

2013年4月1日(月)「チームA」公演より

・篠田麻里子(1986年3月11日生まれ)27歳の生誕祭

【出演メンバー】
入山杏奈 岩田華怜 大島涼花 川栄李奈 菊地あやか 佐藤すみれ 篠田麻里子 高橋朱里 高橋みなみ 田野優花 中塚智実 仲俣汐里 仁藤萌乃 松井咲子 森川彩香 渡辺麻友



生誕祭はアンコール曲終了後に行われました。
進行役は佐藤すみれさん

最後の挨拶の時、佐藤すみれが飛び出し

佐藤すみれ「ちょっと待った! 今日は3月11日に27歳の誕生日を迎えた篠田麻里子キャプテンの生誕祭です」
一同「イエーイ」
佐藤すみれ「麻里子様、お誕生日」
一同「おめでとう」


(『涙サプライズ!』のBGMが流れ、ケーキが運び込まれる)

菊地あやか「それではみんなで歌いましょう」

(全員でハッピーバースデーを歌う) 

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篠田麻里子「ありがとうございます」
一同「おめでとうございます」
篠田麻里子「いやー、ビックリした。これなんですか?」
高橋みなみ「"ricori"って書いてある。これやばいっすね」
篠田麻里子「すごい、いつの間に作ったんだ」
佐藤すみれ「そんな、今日麻里子様にある方からお手紙を預かってます」
高橋みなみ「お手紙来ました」
篠田麻里子「もう手紙書く人いないんじゃない? 何年もやってるから、誕生日」
佐藤すみれ「私、手震えちゃうから」
高橋みなみ「じゃあ、私めくったろ」
佐藤すみれ「読ませていただきます」


まりちゃんへ

お誕生日おめでとう。まりちゃんにはいつもお世話になっています。それに、私の生誕祭の時もお手紙をもらったので、こうして今度はお手紙を書くことができて嬉しいです。
まりちゃんは私にとって、本当にお姉ちゃんみたいな存在。そう言うと「違う、私が妹でしょ?」って、いつも言われちゃうけど、そんなお茶目なところも大好き。
でも、『大声ダイヤモンド』の時からお姉ちゃんって思ってたよ。だって、何もわからなくて困っている私に一番に声をかけてくれたり、ダンスのポジションがわからなくて止まってしまった時、ポンと背中を押してくれたり、いつも助けてもらってばっかり。それは今でもそう。なんでも相談に乗ってくれたり、優しくしてくれる、まりちゃんがいてくれるだけでなんか安心するんです。ほら、やっぱりお姉ちゃんでしょ?
まりちゃんはもう1人でも活躍してるから、いつ卒業とかしちゃうかなってたまに考えちゃいます。でも総選挙で言ってた「つぶすつもりできてください」とか話した時に、自分のためというよりも、若い子とか後輩を守るためにいるって言ってたのを聞いて、少し安心しました。
私はまだ1人じゃ何もできないし、まりちゃんがいないとダメだから、私が一人前になるまでは一緒にいてください。約束だよ。
そろそろ手が疲れてきたので、終わりにします(笑)。
最後に、優しくて、綺麗で、でもデコピンしてきたり、ちょっぴり意地悪なまりちゃんが大好きです。
篠田といると、たの”しーのだ”。本当におめでとう。

永遠の妹、松井珠理奈より

篠田麻里子「ありがとうございます。珠理奈か」

佐藤すみれ「ダジャレで。どうですか?」

篠田麻里子「まさか珠理奈から手紙がくると思わなかったし、あの、初めて珠理奈に会った時は11歳だったので、こんなになんか文章力も・・・すごいいい手紙だなと思って、ちょっと親心です。私なんか、いつもみなさんにこれ言おう、これ言おうと思ってるんですけど、口下手なので、今日は私も手紙を書いてきました」

(いったんステージから捌け、手紙を持って再び登場)

篠田麻里子「なかなかあの、言葉では言えないので、今日はみなさんとメンバーに手紙を読みます」


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私を取り巻くすべての人に感謝の気持ちを送ろうと思って、振り返っていたら、いろいろなことを考えてしまって、ペンが止まってしまいました。
AKBに入って8年目。私も27歳になりました。正直、何年目かの頃、すごく辛い時期がありました。
他のメンバーより年齢が上の私は焦りながら、自分の居場所がここに無いような気がしました。
センターにもなれないし、いてもいなくてもいいんじゃないかと。もうやめて、福岡に帰ろうとも思いました。
でもそんな時、私を引き止めてくれたのはファンの皆さんでした。こんな私のことを応援してくれてる人がいる。私は私でいいんだ。ふーと、気が楽になりました。
もう誰とも比較しない。私がやりたいことをやる。それがファッションでした。
あれから私が自分の道を歩きはじめました。AKBが専属モデルをやるなんて。当時はまだ秋葉原48というグループ名で、オシャレ感ゼロ、オーディションに行っても笑われたこともありました。でも、いつか見返してやる。そう思い、受けるオーディションは挑戦してきました。チャンスは自分で掴むものだと。人生で初めて受かったオーディションがMOREの専属モデルでした。
グループ所属のモデルは前例が無かったために、当時は肩身の狭い想いもしましたが、でも自分がやりたいと決めたこと、周りにわかってもらいたくて自分なりに努力しました。
メンバーにも助けられました。居場所が無いと思ってた頃、メンバーが「ねえ、まりちゃん教えて」「これどっちがいいと思う?」「 買い物付き合って」ファッションのことをいろいろ訊いてくれました。訊いてくれたから、私はここにいてもいいんだと思いました。
もちろん家族にも助けられました。今まで一度も仕事のことを訊かれたことはありません。ほんとはいろいろ心配だったと思います。私を信じて、私の好きなようにさせてくれたんです。これ以上の心強い応援はありませんでした。
ほかにも感謝すべき人はたくさんいます。でも、今その1人1人に感謝の言葉を言うよりも、私がもっと前に進もうと思います。私がキラキラ輝くこと、それが恩返しだと思います。
AKBも大きくなりました。きっとあの時の私のように、居場所が無いと思っているメンバーもいると思います。だから、私はそんな悩んでいるメンバーを1人1人に、周りと比べないで、自分らしく生きようとアドバイスしたいと思います。
年を取るということは、何かを伝える責任が増えたということだと思います。今日これだけの多くのみなさんのお陰で素敵な生誕祭を迎えることができたとほんとに感謝の気持ちを持って、ほんとにありがとうございます。
今、私ができることに変えて、次の世代にバトンタッチしたいと思います。今日はほんとにありがとうございました。

篠田麻里子「ちゃんと言えた」
佐藤すみれ「すごい」

高橋みなみ「全然噛んでなかったっす」
篠田麻里子「噛んでなかった?」
高橋みなみ「素敵でした」

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篠田麻里子「いや、もっとあったんですよ。すごい量になっちゃったんで、それをこの3枚にまとめるのに必死で必死で。もうね、言いたいこといっぱいあるんです(笑)。でも、やっぱりこうやってファンの皆さんにやってもらうっていうか、ファンの皆さんに祝ってもらうのがこの劇場の生誕祭じゃないですか。こういう機会にほんとに私から恩返ししたいなと思って、いつも皆さんに助けられてるので、何かできないかなと思って、考えた挙句、手紙になっちゃったんですけど、感謝の気持ちを伝えられたらいいなと思いました」
高橋みなみ「すごく素敵でした。ほんとに。珍しくあんにんが号泣しております」
篠田麻里子「なんで泣いてるの?あんにん」
入山杏奈「感動しました」
篠田麻里子「やっぱりなんかあの、新しいチームAになったじゃないですか。私もキャプテンになって、今までは自分が最年少だと思ってたんですけど」
高橋みなみ「思ってたんですか(笑)、 ほんとですか?」
篠田麻里子「やっぱこう自分がキャプテンになるとみんなを引っ張っていかなきゃいけないなっていう気持ちにもなりましたし、可愛い後輩もね、いるんで、なんかみんなを1人1人旅立たせて行きたいなっていう気持ちでいっぱいです、ほんとに。頑張ります」

佐藤すみれ「キャプテン頼りにしています」
篠田麻里子「頑張ります」
佐藤すみれ「はい、ということで、もうOKですか? 言いたいことは大丈夫ですか?」
篠田麻里子「ほんとにあの、今日こんな形で準備してくれた皆さんと、今日この会場に来れなかった皆さんとほんとにお祝いしてくれたみなさん、ほんとにありがとうございました。これからも新生チームAの応援よろしくお願いします」

 (ケーキが片付けられる)


佐藤すみれ「ということで、こんな麻里子様のお誕生日をみんなでお祝いしました。すごく緊張しちゃって」
篠田麻里子「ありがとうございました」
佐藤すみれ「みんな麻里子様のことをお姉ちゃんみたいに思っているし、これからもずっと頼らせてください」
篠田麻里子「乗っかってこい(笑)」
菊地あやか「かっこいい」
篠田麻里子「ウソウソ」
高橋みなみ「上から麻里子」
篠田麻里子「今日ね、エイプリルフールだからいろんなウソ考えたんですけど、今日はちょっと真面目に行こうと思って」
高橋みなみ「もうめっちゃめっちゃ伝わってます・・・なんか、すごい見られてる、すごい見られてるな」
篠田麻里子「じゃあ、最後の挨拶をしましょうか」


一同整列し、挨拶。公演終了

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AKB48の中で最年長、そして今はチームAのキャプテンでもある、篠田麻里子さんの生誕祭。
ファンへの感謝の気持ちを手紙を通じて表現するというのは、去年もありましたが、今年はより一層気持ちが伝わってくる内容でした。自分が今どういう立場にいて、どうしなければならないのかということを理解していることがよく伝わってきました。
篠田さんは、自分の勝手なイメージですが、割とマイペースなところがあって、高橋みなみさんのように、自分に付いてこいという感じのリーダではないように見えます。どちらかというと、言葉よりも自らの行動で示すタイプで、後輩への面倒見は良さそうですが、リーダータイプかというとちょっと違うようにも見えるし、だからこそ彼女が新生チームAのキャプテンに指名されたのはちょっと意外な気がしました。

昨年8月、自分が指名された時のリアクションは「自分はその器ではない」と戸惑っているようであり、これまでどちらかというとキャプテンの高橋みなみさんを補佐するような役割であった彼女が、今度は自分がキャプテンとしてみんなを引っ張っていかなければならなくなったことで、おそらくいろいろ思うところはあると思います。
最近、いろんなメンバーが次々卒業していく中で、彼女自身ももちろん今後のことについて考えているだろうし、いずれ訪れるであろうその時期に向けて、今のうちに出来ることはやっていこうという意志が感じられます。
昨年の総選挙で一躍話題になった”あの言葉”も、今後のAKB48の行く末のことを思ってのことだし、彼女が安心して卒業できるような状況にさせるような後輩が出てくることを期待しています。彼女自身もそれを期待してると思いますし。


余談ですが、この日の公演は、海外からのお客様(Facebook創業者のお姉さん)が来られていたようで、自己紹介MCの前に特別に挨拶が行われ、通訳を務めた12期研究生の平田梨奈さんは流暢な英語を披露していました。
また
この日の公演は何人かの研究生も見学していたみたいで、大いに刺激になったことと思います。この日の成果を自分たちの公演に活かして欲しいですね。