教育勅語 横路孝弘議員による稲田朋美大臣諭し | 群青

教育勅語 横路孝弘議員による稲田朋美大臣諭し

稲田防衛大臣による、教育勅語っていいところあるんだよネ~・・は、ほとんど危ない。
小学校のクラス会じゃないんだから、そこんとこ、宜しく・・・と思う。

 

 

この記事の中の稲田防衛大臣の答弁は、次のとおり、再度上げられている。
・・・・ ただ私が今まで森友学園に関して、国会の中で教育勅語について随時質問され、お答えしてきたのは、「父母ニ孝ニ(親に孝養を尽くしましょう)、兄弟ニ友ニ(兄弟・姉妹は仲良くしましょう)、夫婦相和シ(夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)、朋友相信シ(友だちはお互いに信じ合いましょう)」など、今日でも通用する普遍的な内容を含んでいるということを答弁してきた所でございます。教育勅語は戦前のように、教育の唯一の根本理念として復活させるべきとは考えておりません


これに対して、横路議員は諭すように、教育勅語のアジア太平洋戦争へ向かう挙国一致、一億層玉砕の思想教育をした元凶として、意見陳述をしている。
横路議員のそれは、かなりまとまった教育勅語論とその実際を示すもの。
今後の参考ともなるので、アップ致します。


■ 「教育勅語」理解の決定版!横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 【前編】 Shantei Phula 2017/03/18 1:50 PM
(要点を抜粋)

▲ 稲田防衛大臣

  「父母ニ孝ニ(親に孝養を尽くしましょう)、兄弟ニ友ニ(兄弟・姉妹は仲良くしましょう)、夫婦相和シ(夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)、朋友相信シ(友だちはお互いに信じ合いましょう)」 = 現代日本で通用する普遍性がある。

▲ 横路議員

・・・・ 今の自衛隊というのは、戦前の日本軍の様々やった過ちや失敗教訓として今日あるわけですよね。

だから、もちろん戦前の歴史、どうなるかということはですね、自衛隊のやっぱり責任者としては、その認識は非常に大事だと思いますよ。

・・・・ だからこの、今お話しになった12の徳目始めの話は、これは当たり前の話であってですね、いつの時代でもどこでもこうであるべきだという話だと思いますよ。そこに、だから特徴があるわけじゃなくて、この12番「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ(国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)」ここがやっぱり一番のポイントですね。

 そこでわざわざ御真影とともに奉安殿に保管して、生徒が暗唱すると。こういう事になったわけですよ。そう思いませんか?この事をどう受け止められます? そういう扱いをされたという事について。
・・・・ 教育勅語とはどうだったかということがここで明確に、
衆議院の決議(下の備考ですとしてあります。この点はどうですか? 教育勅語の根本理念というのは、あなたが言ったように、その親を大事にしろとか、友達を大事にしろという話ということより以上に、その根本理念がここにあるんだということを決議しておりますが、この点、どう思いますか?

備考 「主権在君、並びに神話的国体観に基づいているという事 実は、明らかに基本的人権を損ない、且つ国際信義に対して疑点を残すもととなる。」


抜粋は、この程度にしておきます。
全文は、URLから入ってお読み頂けると、より具体的に分かると思います。

 

 

 

 


●自分なりの印象 その1
以下、自分なりの印象。
まず、防衛大臣としての職務は自衛隊員の命を扱う極度に重要なもの。
その大臣が、12番目の徳目に触れないというのは、おかしいと思う。専守防衛の国防に日々あたっている現代の自衛隊員に失礼ではないか。
近々の出来事だと、上からの「衝突」言い換え指令による陸上自衛隊日録隠し。
そして・・・

 


この悔しい表情を、大臣、あなたのヘンチクリンが導いたんです。大臣として自分の至らなさを悔い改めるのが、先決ではないんですか。

 

●自分なりの印象 その2
横路さんの説諭から、少し外れます。
なんだか・・・「父母に孝養を尽くす」、「兄弟・姉妹は仲良く」、「夫婦は互いに仲睦まじく」、「朋友は互いに信じあって」の点から、価値ありとし、
教育勅語の復活を暗示している稲田さん。
なんで・・・そうなるのか。
日本人以外で、教育勅語を学んでいないどの民族でも、それ、たいがいの人達が持っている身近な道徳。
確かに・・・日々の社会ニュースでは殺人や子ども・社員虐めが伝えられることが増えたように思う。
しかし、チョっと待ってくれよ。
稲田さんは、教育勅語の無い外国人は、そして現代日本人は、父母を虐め、兄弟姉妹はいがみ合い、友達は裏切るもの・・・と思っているんだろうか。
教育勅語で上から目線で、国家が指令しないとマズい日本社会なんだろうか。
こう考えると、ほとんど意味ないじゃん! 稲田さんの教育勅語ってイイとこもあるんですよ~なんて。

それ以前に、嘘や論議すり替え、「衝突」との言い換え等が増えている為政者の安倍内閣は、自分たちで自分たちを浄化する「徳」を持っていないように感じるが、如何なものか・・・。

なんとなれば、教育勅語の前半の「徳」は、儒教、孔子・孟子「五常」の次に、その後継ぎ世代がオプションで追記した「三綱」からのパクリであるからだ。
自分は、稲田さんがリーダーとなって内閣構成員が元祖の徳たる「五常」の読み合わせ会をやることを願いたいものだと思う。
為政者の「徳」が、「三綱」ではなく「五常」に書いてあるからだ。

※ 3月14日当ブログ話題 参照
稲田防衛大臣の下で、自分達の子ども世代が一億層玉砕するなんて、ご免こうむる。

 

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