私達ジム、スクール事業者にとって会員様は大切なお客様です。当然のことなのですが。
会員様の一人一人の野球人生がより良いものになるよう、一生懸命サポートをしています。
そこに経験や知識が必要なのは当たり前です。ですが、それだけでは「悩みや向上心を持っているお客様」の要望にしっかり応え、対価を頂くことはできません。
「どうすればこの現状を乗り越えていけるのか?」
我々自身、子どもの頃からプロとしてのキャリアを終える最後の日まで、時間と労力、そしてお金を注ぎ込んで、学び、研究し、培ってきたものです。そして今現在も、そしてこれからも、お客様の充実した人生のため役立つお仕事をするために努力していきたいと思っております。
自身の経験の裏付けとなる知識を学び、更に新しいものを取り組もうとセミナーを受けたり勉強を続けています。また、お客様が出来るだけ効率よく成果を上げれるように、天候に左右されない屋内施設を構えたり、機材や空間の充実のために投資をしています。
実は最近、全国にいるトレーナーや野球塾を経営する同業の仲間から、野球塾や野球スクール、トレーナー業に対して批判的なお話しをする少年野球指導者さんがいると耳にすることが、同時にいくつかありました。野球塾やスクールへ行くことを禁止したり、チームの指導者以外の大人からの指導を受けることも禁止されているそうです。ちなみに野球経験のあるお父さんですらグランドでの指導は遠慮してくれ、と言われているそうです。ちなみにコビーズへの批判的なお話しを直接頂いたことはまだありません。
詳しくお話しを聞いてみると、「俺はボランティアで指導をしているのに、金を払って習いに行くなら試合で使わん!」と、選手や保護者に警告しているそうです。
僕は自分の野球人生の中で、そんな指導者に出会った事がなかったので開いた口が塞がりませんでした。私の恩師は色んな人のところに指導を仰ぐために連れて回ってくれましたから…。それが指導者だと思っていましたし。
我々は野球の指導をお仕事としているプロですが、どうやってもボランティアの方々には頭が上がりません。ボランティアで指導をしてくださっている方々に対して感謝と尊敬の念はあってもライバル心や、まして批判的な思いなど微塵もないわけです。
双方、「子どもたちのために」という思いは同じはずですし、仕事として指導をしているプロと、献身的思いでボランティア活動をされている方々とがいがみ合うと言うことはあり得ないと思うのですが…
もしかすると先の発言は、「子どもたちのために」という献身的精神に基づいたものではなく、御自身の何か欲求を満たすために子どもたちの指導に関わっている方が発せられたものなのかも知れません。
もしも、もしもそういう事ならば、言わせて頂きます。
選手の向上心や探究心、努力しようとするその姿勢を否定し妨害するような行為はやめて下さい。
私も選手でしたから自らが上手くなりたいと思えば、様々な努力をしました。高校や大学、プロの練習を見学に行ったりしました。野球経験のない父やチームの恩師は色んな元プロ野球選手に合わせてくれて教えを受けました。ですから、誰か経験者に教えを乞うことは当然理解できます。
それを妨害する行為は野球人として指導者として恥ずべき行為です。成長を妨げるような、そんな少年野球界になってしまっては、子どもに野球をさせたいと思う親はいなくなるでしょう。
野球人口が減っていると問題視されている現在です。少しでも野球人口減少を食い止められればと活動をしていますので非常に残念でなりません。
それから最後に。
ボランティア=無償(タダ)ではありませんよ。ボランティアとは自身の時間とお金を注ぎ人のために尽くすという献身的活動のことです。「俺はボランティア(タダ)で教えてやってるんだから」と偉そうに立ち振る舞う方が時々いらっしゃるようですが、本当に献身的な精神で子どもたちの野球環境を作ってくれてくださっている方々に失礼ですのでお辞め頂きたい。僕の周りにはそんな素晴らしい少年野球指導者の方々が沢山います。
本物のボランティア精神で活動されている方は自ら「ボランティアでやってます!」と声高に主張されることは無いと思います。
選手の成長を妨げるような言動を、大人がやってしまう。子どもたちにお手本を示すべき大人がやることでしょうか?それは「夢や目標を諦めずに頑張れ」とサポートをする大人の姿では無く、教育的にも良くないと思います。
あまり、こんなことをブログで書きたくはありませんが、一度しかない選手達の尊い野球人生をパワーバランスの強い大人が制限してしまうこと。同じ選手の立場を知る僕としてはとても辛く悲しいことなんです。
どうか、御理解頂き、大人達が手を取り合い、子ども達(選手達)のためにより良い社会、スポーツ界を作って行けるよう取り組んで頂けると幸いです。
宜しくお願いします。
o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす。」