アデルが歌ったボブ・ディラン | 韓国語 英語トリリンガル♪楽習ブログ

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元フリーの英語・韓国語講師, 「なぞなぞ英語」編著者のブログです。最近はK-Pop のシークレット/시크릿、ココソリ/코코소리、TWICE LUNY/루니 の応援ブログ的な性格が強くなってますが、歌やドラマの台詞、ジョーク、ことわざなどは必ず語学力アップに役立ちますよ!

アデルの Make You Feel My Love は ボブ・ディランの曲

To Make You Feel My Love Adele Billy & BOB DYLAN

 

韓国ではアデル/ADELE/아델 という女性歌手が大人気です。日本では聞いたことがない歌手でした。日本でも知られているとは思いますが、僕は知らず、身近にいる韓国出身の留学生から教えてもらったのです。

 

2008年にデビューしたイギリス人女性歌手、アデル/ADELE/아델の代表的なヒット曲の中に Make You Feel My Love というのがあります。2008年に発表された曲ですが、このオリジナルはボブ・ディラン/Bob Dylan/밥딜런なのです。

 

まずは、数あるカバー曲の中でもっとも有名だと思われるアデル/ADELE/아델 のバージョンをご紹介します。

 

カラオケLYRIC/和訳メモ

 

When the rain is blowing in your face   あなたの顔に雨が吹き付けて
And the whole world is on your case そして全世界があなたを非難しているなら
I could offer you a warm embrace 私があなたに暖かい抱擁を提供しましょう
To make you feel my love   あなたが私の愛を感じられるように


When the evening shadows and the stars appear  夕暮れが影を落とし星々が現れ
And there is no one there to dry your tears  誰もあなたの涙を拭いてくれる人がそこにいなければ
I could hold you for a million years   あなたを百万年も抱きしめましょう
To make you feel my love   あなたが私の愛を感じられるように

I know you haven't made your mind up yet   あなたはまだ心を決められていないのね
But I will never do you wrong   でも私はあなたにとって悪いことはしない
I've known it from the moment that we met   二人が出会ったときからそれは分かっていた
No doubt in my mind where you belong   あなたの居場所は私の心の中だって疑いもしなかった

I'd go hungry, I'd go black and blue   私はハングリーになり暗く憂鬱になって
And I'd go crawling down the avenue   そして通りを這いつくばりもするでしょう
No, there's nothing that I wouldn't do   私にはできないことはない
To make you feel my love    あなたに私の愛を感じさせるためなら

The storms are raging on the rollin' sea   嵐が怒り狂って海はうねっている
And on the highway of regret   後悔のハイウェイ上では
The winds of change are blowing wild and free   変化の風が激しく、無秩序に吹き荒れている
You ain't seen nothing like me yet   こんな私をあなたはまだ見たことないでしょう

I could make you happy, make your dreams come true   あなたを幸せにし、あなたの夢を叶えられる
Nothing that I wouldn't do   何もできないことはない
Go to the ends of the earth for you   あなたのためなら地の果てまでも行く
To make you feel my love    あなたに私の愛を感じさせるためなら
To make you feel my love    あなたに私の愛を感じさせるためなら

 

2008年に アデル/ADELE/아델 が自身のデビューアルバム 19 に収録しました。 このアルバムはイギリスのヒットチャートで初登場1位に輝いた大ヒットアルバムでした。そしてこの曲がシングルカットされて、24位まで上がりました。 ところがその2年後、いくつかの他の歌手による OSTだったり、歌唱だったりがあったときに人気に再び火が付き、再びヒットチャートに登場、4位まで上がり、リバイバル・ヒットの方が大ヒットで、2010年の英国年間トップ50に入ったそうです。

 

 

ボブ・ディラン/Bob Dylan/밥딜런のオリジナルは1997年発表のアルバム、Time Out Of Mind に収録されました。 

 

歌詞の表現、陰の踏み方、まさに詩人の技だと思いませんか?この曲では "on the high way of regret/後悔のハイウェイ" という表現が印象的です。

 

ボブ・ディラン/Bob Dylan/밥딜런がミュージシャンとしては初めてのノーベル文学賞を受賞するに値する詩人だと少しでも納得していただければご紹介した甲斐があるというものです。

 

私が取って付けたような歌詞の和訳は、Adele/アデル が女性なので女性の立場で書きましたが、オリジナルはもちろん、男性の立場で書かれたので、ご了承ください。日本語はこういう意味でも難しい!

 

 

しかし、この曲は元々、ビリー・ジョエル/Billy Joel/빌리 조엘 に提供された曲で、上のアルバムが発売される1ヶ月前に ビリー・ジョエル/Billy Joel/빌리 조엘  のベストアルバム Greatest Hits III に新曲として収録、シングル・カットもされました。チャートは50位どまりと振るいませんでしたが、まさにこの曲は ビリー・ジョエル/Billy Joel/빌리 조엘  がオリジナルだとも言えるでしょう。

 

僕はその1997年当時、アメリカ留学の準備のために働いていた小さな会社の仕事で運転中にカーラジオからこの曲がその説明とともに流れてきて、ビックリ、ワクワクした記憶が生き生きと蘇ってきます。 もちろん、このアルバムはすぐに買って、上記のBob Dylan/ボブ・ディラン のアルバムも発売後すぐに買いました!

 

 

 

Bob Dylan/ボブ・ディラン トリビュートアルバム Chimes of Freedom/自由の鐘 には Adele/アデル のライブバージョンが収録されています。

 

上記のバージョンかどうかはわかりませんが、最後に彼女の1016年 のライブ・パフォーマンスをどうぞ。

 

 

最後に小ネタ。 アデル/Adele の誕生日は 19885月5日。なんと、ソン・ジウン/송지은 と同じ日なんです! 誕生年はジウンの方が1990年なので、2歳違いです。 

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この歌は他にも様々な歌手がカバーしています。 (ソン・ジウンもカバーしてくれたらいいな)

 

メアリー・ブラック/Mary Black

Brian Ferry/ブライアン・フェリー

ニール・ダイアモンド/Neil Diamond

デビッド・ボウイ/David Bowie