降格 | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

降格

ツインズの西岡選手が3Aに降格しました。


日本では一流選手の一人だったので、この現実に
日本人としては非常に残念ですが、これが今のメジャーと日本の力の差かもしれません。


特に内野手、しかもショートには相当な差を感じますね。


私もここ数年、アメリカでメジャーやマイナーの選手を見る機会が何度かありましたが
とにかく彼らは身体能力が高い。


グローブのハンドリングが上手いし、肩・肘が強い。
1Aクラスでも、凄い選手が、とにかくたくさんいます。


今すぐ日本に連れて帰りたい選手がゴロゴロいます。


特に中南米出身に多いですね。
柔らかさと強さ、そしてスピードを持っていますから。


しかも内野だけではなく、外野のセンターをやらせてもこれまた上手い。
狩りに近いと言うか、本能でボールを追っているように見えます。


決して身体は大きくありません。日本人とほとんど変わりません。
しかし中身のエンジンがぜんぜん違う!


これは鍛えて出来るものではなく、持って生まれたDNAですかね。


そう言えば、私の知人のプロ野球選手が言ってましたが、
重い器具を使って、やっとのおもいでウエートをしていたときに、
そこにドミニカの若い選手が、鼻歌を歌いながら、いとも簡単に
重い器具を上げていたそうです。


彼らはウエートなんか、普段からやっていないのに・・・・と。


しかも、身体を見ると、素晴らしい筋肉をしているそうです。
ウエートで造った筋肉でなく、柔らかを併せ持った筋肉なんだそうです。


その知人は、羨ましいと思うと同時に「このハンディはたしかに大きいなぁ」と溜息をついたそうです。


メジャーでは、そういう選手がより高いレベルで競争しているんです。

そりゃ、大変ですよね。

今の日本は人工芝の球場がほとんどですから、守備も下手になっていると言われています。

これも日本人野手を難しくしている原因のひとつでしょうね。


これはどうしようもないことですからね・・・選手には。


とにかく西岡選手には、日本人野手の一人として何とか

がんばってほしいものです。