おれの●●●が、●●いんだよね。
テーマ:ブログ
おれのギターは、レスポールっていって4.8kgを超える重量級だ。とても重い。
それゆえ重厚な音が出るのだが、リハーサルなどで一日8時間もそいつを背負っていると、確実に腰を壊す恐ろしい楽器だ。
以前ツアー中に腰を壊してしまい、治療のため整体と鍼の名医に治療をお願いしたことがあった。
それ以来、腰は治ったのだが、季節の変わり目などで花粉症の調子が悪くなったり、西洋医学ではどうにもならないことなどで、ちょくちょくその名医にお世話になっている。
治療室はワンルームマンションにベッドが二つ、カーテンで仕切られていて、二つの部屋を先生が行き来して治療を行う。
ひどく荒っぽく、息もできないくらいめちゃくちゃ痛い整体が30分、そのあと中国鍼を打たれて30分放置され、一回の治療が終わる。
鍼を打たれベッドで放置されていると、隣のベッドで次の患者の整体治療が始まる。
そして、ここはどういうわけか女性(中年)客が非常に多く、男性客とすれ違ったことがあまりない。
この女性中年客というのは大抵よくしゃべるので、顔も見ていないが隣で聞いているおれも、ちょっとその人のプロフィールに詳しくなったりする。。
その日も、隣のベッドは女性中年客だった。
施術が始まってもベタベタとした低いしゃべり声で、ずっと何か世間話をしている。
近所の話とか、子供のこととか、旦那の悪口とか、どうでもいい話だ。
先生は誰であろうと容赦なく、グイグイ患者の体をしごきまくる。
これが毎回、たまらなく痛い。
呼吸ができなくなるくらい猛烈に痛い。
だんだん隣りの世間話も途切れ途切れになってきた。。。
聞きたくはないのだが、あまりの痛さに女性中年客の吐息が漏れる
「あぁあ・・ぁああa・・・ぁああああん いぁああんん・・・」
マンガみたいで聞いてられない。
(-"-)
でも先生は手を休めない。
ベッドのギシギシというきしむ音で、女性中年客がかなりの体重だと推測できる。
「ぁああ・・・ぅううん・・いやぁあああ・・・」
それでもまだ、漏れる吐息の間で世間話をしようとする。たいした根性だ。
おれは鍼を打たれていて動けないが、あまりの面白さに少し笑った。
ちょっとでも笑うと、鍼を打ったところから体にものすごい激痛が走った。
「頼むよ、おばはん、笑かせないでくれ・・・・」
おれはベッドで天井を見ながら、そう突っ込んだ。
先生の整体施術の方は、いよいよ佳境に入ってきた。
激しく腹部を圧迫する治療に入った。
これがまた、たまらなく痛い。
その時、あってはいけないことが起こった。
激しく悶え狂う声が続き・・・
「ぁあぁん・・・・ぁぁああああ・・・
ブボボボーーー!!!
何の音かは、ご想像にお任せする
「あら、先生、そんなに押すから・・・出ちゃったわ・・・おほほ」
そんなに押すからって・・・・おれはもう、笑いをこらえるのと、体中に走る激痛とで、本気で死ぬかと思った。
あんな痛みは経験したことがないくらい、ビリビリと強烈な電流が体に何度も走った。
その後も、おばはんはもう一回二回それが漏れてしまったのだが、それが漏れる度におれの体には電流が走った。
本当にもう地獄だった。
「絶対笑ってはいけない」シリーズとは、たぶんこうゆう苦しみなんだと思った。
それ以来ちょっとしたトラウマになっているのだが、毎回隣で施術が始まるとちょとドキドキするのだ。
来週も予約を入れて、ちょっと行こうかと思っている。
どうか、隣がおとなしい患者さんでありますように。。。。
■Twitter
https://twitter.com/#!/shikaosuga
■Blog
■オフィシャルHP
http://www.sugashikao.jp/
■Face book
http://www.facebook.com/Shikaosuga