箱根駅伝予選会を見て | 元箱根駅伝関東学連選抜のブログ

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元学連選抜の選手が学連選抜について語るためだけに作ったブログです。

今日の箱根駅伝予選会を見て「学連選抜があれば東工大も選ばれたのに…」と悔しい気持ちで一杯になりました。


ただ、彼はまだ2年ですので、学連選抜が再来年復活すれば、箱根を走るチャンスがあります。


しかし、関東学連上層部からは再来年以降復活する学連選抜の編成方法を「予選会の次点校から1校1人で16校(つまり今年で言えば亜細亜から数えて16校から選ぶ)にしたい」という案が出されているそうです。


この案が通ってしまうと、東工大の選手は間違いなく選ばれません。


年内の会議で学連選抜の編成方法は決定するそうです。


「予選会の次点校から1校1人で16校」では、学連選抜チームを構成する大学の固定化が一段と進んでしまいます。


ですので、従来の学連選抜チームのような「個人順位で本戦出場校以外から16人」とすべきだと思います。


予選会で10位~25位(来年以降20チームが本戦出場の場合)のチームだけで構成される学連選抜では、スポーツ推薦や奨学金制度のない大学が箱根を走る可能性はほぼゼロになります。


しかし、今まで通りの選抜方法で構成される学連選抜なら、個人で活躍する東工大のような選手が出てくれば箱根を走るチャンスが生まれます。


学連選抜存続に賛成した大学の多く(弱小校)が選ばれなくなり、学連選抜存続に反対した大学(本戦出場ボーダー校)が選ばれやすくなるような「選抜方法の変更による学連選抜制度の骨抜き」には絶対反対です。


結局、学連選抜を無くして例年よりも本戦出場校が4校も増えましたが、新しくチームで出場できた大学は1校もありませんでした。


「学連選抜は同じ大学ばかりだから廃止すべきだ」という学連上層部の主張には廃止すべきという点には同意できませんが一理あります。


私も学連選抜で箱根を走る選手は、見慣れた大学よりも東工大のような大学の選手に走って欲しいと思っています。


そうした選手に箱根を走るチャンスが与えられ、それを見た同じような境遇の何十倍・何百倍の選手がそうした選手を目指そうと思えることこそが、学連選抜の存在意義であると私は考えます。


チーム内で学連選抜を目指す選手が1人から2人になり2人から5人になり5人から10人になるということがチーム力の強化に繋がるのであり、箱根駅伝出場校のマンネリ化を防ぐための有効な手段になると思います。