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Sun, November 06, 2011 15:04:04

Samsung GALAXY Nexus SC-04D レビュー

テーマ:docomo-SAMSUNG
NTT docomo向けのSamsung Electronics製W-CDMA/GSM端末「docomo NEXT series GALAXY Nexus SC-04D (以下、SC-04D)」を触ったので、SC-04Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。

レビューした端末は製品版ではなく、開発途中の端末であるという点を考慮して読んでもらいたい。

SC-04DはSamsung GALAXY Nexusのdocomo版である。

OSにはAndroid 4.0(4.0.1) Ice Cream Sandwich Versionを採用している。

Googleのリファレンスモデルという位置付けのNexusシリーズの端末となっている。

ディスプレイは約4.65インチと大きいが、筺体は薄くて軽く持ちやすかった。

片手での操作も可能なサイズであると感じた。

カラーバリエーションはTitan Silverのみが用意されている。

SC-04Dの筺体を撮影した動画。

設定画面等では筺体を傾けるとディスプレイの表示方向が4方向に切り替え可能だった。



フロントはディスプレイのみである。

ナビゲーションキーはディスプレイ上に表示される。

左からクリアキー、ホームキー、アプリケーション履歴キーとなる。

アプリケーション履歴キーをタッチするとアプリケーションの履歴一覧が表示される。

フリックすると履歴から削除することが可能であるが、タスクを終了しているわけではないので注意しておきたい。

アプリケーションによってはナビゲーションキーの一番右にメニューキーが表示される場合もある。

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筺体を傾けるとナビゲーションキーの向きも変わる。

ナビゲーションキーの領域は84*720なので、ナビゲーションキーを除いた領域は1196*720となる。

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横から見ると、カーブしていることが分かる。

右側の側面。

電源キーとクレードル用の端子を備える。

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SC-04Dのクレードル。

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左側の側面。

ボリュームキーを備える。

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リアにはカメラとフォトライトを備える。

内覧会やスマートフォンラウンジに展示されているSC-04DのリアカバーにはGoogleロゴとSAMSUNGロゴのみが入っているが、製品版は異なる可能性もあるとのことだ。

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カメラ周辺のアップ。

リアカバーには独特のテクスチャが入る。

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リアカバーを外した状態を見せてもらった。

カメラの横にSIMカードスロットを備える。

電池パックはSC05。

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上側の側面。

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下側の側面。

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画面ロックを解除する様子を撮影した動画。

右にある鍵マークにドラッグすると画面ロックの解除が可能で、左にあるカメラマークにドラッグするとカメラを起動することが可能である。



SC-04Dのホーム画面等を操作した様子を撮影した動画。

ホーム画面は5面となっている。

ステータスバーを下すと挿入しているSIMカードのキャリアや接続しているキャリアや通知等が表示される。

ネットワークデータの管理はAndroid 4.0からの新機能である。

ホーム画面で長押しすると、壁紙の設定が可能である。

アプリケーション一覧画面とウィジェット一覧の画面から、ホームに配置するアプリケーションやウィジェットを選ぶ。



端末単体でのスクリーンショットの撮影にも対応している。

電源キーとボリュームダウンキーを同時に少し長めに押すとスクリーンショットの撮影が可能である。

ホーム画面のスクリーンショット。

フォルダを配置することも可能である。

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アプリケーション一覧とウィジェット一覧を表示する画面。

展示されていた試作機でプリインストールされていたアプリケーションはスクリーンショットに表示されているだけである。

製品版ではプリインストールされるアプリケーションは少し増える予定である。

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SC-04Dの設定項目を表示しているところの動画。

全ての項目を見てみた。



ストレージ。

合計容量は13.33GBで、空き容量は12.66GBとなっていた。

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NFCも有効となっている。

Android BeamはAndroid 4.0からの新機能である。

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ネットワークサーチを行った。

NTT DOCOMOとSoftBankのネットワークを検出した。

東名阪バンドには非対応となる。

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これは...。

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開発者向けオプションも用意されている。

リファレンスモデルなので、このようなメニューも用意されているのだろうか。

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開発者向けオプションの項目は多い。

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ダイヤル画面。

隠しコマンド等の入力はこの画面で行う。

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ディスプレイはマルチタッチに対応している。

タッチパネルは少なくとも同時に10点を検知した。

11点以上は検証していないので不明だ。

タッチパネルの感度は非常に良かった。

ディスプレイの発色は有機EL独特な発色で、鮮やかな発色と感じた。

PenTile配列であるが、目を近づけてじっくり見たりしない限り特に気にならないと感じた。

ただ、細かい文字を表示すると、地の色や字の色によっては輪郭等が気になるかもしれない。

一応、PenTile配列には省電力で高輝度といった利点もあったりする。

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標準ブラウザを操作してみた。

マルチタッチでの操作やスクロールはヌルヌル動く。

気に入った。



文字サイズを小さくしても読み取ることが出来た。

ブラウザのタブ一覧は起動中のタブが表示されるので、閉じたい画面は左にフリックすれば良い。

標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。

内覧会で展示されていた端末はOSのバージョンがAndroid 4.0でモデル番号がSC-04D.KJ3、スマートフォンラウンジで展示されていた端末はOSのバージョンがAndroid 4.0.1でモデル番号がGalaxy Nexusであった。

Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.0; ja-jp; SC-04D.KJ3 Build/IFL10C) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/534.30

Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.0.1; en-gb; Galaxy Nexus Build/ITL30B) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/534.30

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カメラについては作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。

設定は特に弄らず、画像サイズは最大の2592*1944で撮影。

アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)

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複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。

ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。

使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。

AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは6061、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは64.872~75.873、NenaMark1のスコアは52.60、NenaMark2のスコアは23.90、Quadrant Standard Editionのスコアは2001。

スコアは特に高いとは思わないが、解像度等も考慮する必要はあるだろう。

SC-04DのFingerprintは下記の通り。

samsung/yakjusc/maguro:4.0.1/ITL30B/SC-04D.KK1:userdebug/test-keys

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AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。

ステータスバーの一番右に表示されている3つの点がメニューキーである。

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内覧会に展示された端末のバージョン情報は下記の通り。

Model number:SC-04D.KJ3
Android version:4.0
Baseband version:SC04DOMKJ2
Kernel version:3.0.1-g8b96c09 android-build@apa28 #1
Build number:prime_jp-userdebug 4.0 IFL10C 22 test-keys


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スマートフォンラウンジに展示された端末のバージョン情報は下記の通り。

Model number:Galaxy Nexus (ENGINEERING)
Android version:4.0.1
Baseband version:SC04DOMKJ9
Kernel version:3.0.1-gb430d0b android-build@apa28 #1
Build number:yakjusc-userdebug 4.0.1 ITL30B SC-04D.KK1 test-keys


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Androidバージョンを連打すると隠し絵が表示される。



ベンチマークアプリケーションでの性能測定はAndroid 4.0.1の端末で行った。

Android 4.0の端末ではモデル番号がSC-04D.KJ3でAndroid 4.0.1の端末ではモデル番号がGalaxy Nexus (ENGINEERING)となっていたので、製品版のモデル番号はSC-04DではなくGalaxy Nexusになると思われる。

動画や写真等は撮影していないが、ブートアニメーションは現段階の試作機ではdocomoロゴは表示されなかった。

全体を通して動きは軽快で、印象はとても良かった。

Android 4.0という新バージョンのOSのUIは新鮮で、ワクワク感を与えてくれたし新鮮味も感じた。

外部メモリには非対応となるが、内蔵ストレージが多いので特に問題はないだろうと思っている。

ハイスペック端末でもフラッグシップ端末でもなく、あくまでもNexusシリーズのリファレンスモデルなので、日本独自機能等には対応しないので注意しておきたいところである。

スマートフォン初心者にはあまり向かないと思うが、Androidに慣れたギークにとってはとても楽しめる端末となるだろう。

常に新しいバージョンを使えるということは他の端末にはない大きなメリットであり、何物にも代え難い貴重な存在である。

発表済みのdocomoの2011-2012年冬春モデルの中では最も欲しいと感じた端末である。

レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。

動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。

追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。