「ぶつけてもええん？驚」


随分前に、

息子達とビデオを

見ていた時に

あるレースを見て

息子達が驚きました。


「これスゲーな！！」


そのビデオは

市販車を極限まで

チューンナップして

戦うDTMと言うレース。


ドイツツーリングカーレースです。


ワタシは1994年から

アルファロメオの

新車ディーラーで

拠点責任者として

働いてましたので、

参考画像として

レースのビデオが

手元にありました。


その前の年の

1993年から参戦した

アルファコルセが

使用していた車両が

ALFA155と言うモデル。


今でもうちの主力

商品のクルマです。

http://item.rakuten.co.jp/ggshop/c/0000000101/



1993年と言う年は

DTMのレギュレーション（規定）

が変わってしまい

今までベンツと一緒に

戦っていたBMWやAUDI

OPEL勢は戦線離脱。


ベンツだけで

戦うレースでは

人が呼べないと言う

危機に瀕してました。


そこで王者ベンツが

招聘したのが

イタリアのメーカー

アルファロメオです。


当時イタリア国内で

レースに参戦してた

ALFA155をベースに

より激しいチューンが

可能なDTMへ参戦する

ことになりました。


ですので、

初戦はベンツと

アルファの一騎打ち。


いきなり雨の初戦で

呼んでくれた張本人の

ベンツを負かして

しまったんです（驚）


F1でも、数年参戦を

していないだけで、

かつての常勝チーム

ホンダでさえ苦戦する

一流レースの世界。


それなのに、

初参戦で王者を

蹴散らしてしまう

アルファロメオ（笑）


これには、

世界中が驚き

歓喜の声に

湧きました。


真っ赤で

威風堂々とした

155のレースカー。




それに二人の

ドライバーも

色男のラリーニと

元F1ドライバーで

ヘリコプターの事故で

両手を失った（驚）

義手で参戦した

ナニーニと言う

イタリア人二人。


レースの世界では

メルセデスと言うのは

野球の巨人のような

存在なんですかね？


固定ファンもいるけど、

「打倒メルセデス」

を願う人も多いんです。


そこに来て、

阪神みたいな存在の

アルファロメオが

参戦してきて

いきなり王者を

撃破したんですから

観衆は狂喜乱舞しました。


アルファロメオの

有名な紋章と言うと

これなんですが





これは、人を食おうと

している大蛇から

ミラノの名家の勇者が

救ったと言う伝説が

元になった紋章です。


赤十字と蛇が

反対になったモノは

旧ミラノ市の紋章です。


その紋章をモチーフに

レースカーに貼って

参戦してたんですが

ベンツを負かした後に

蛇に食われている人を

ベンツの紋章に変えて

「蛇に食われるベンツ」

と言うジョークで

ベンツ陣営から

ひんしゅくをかった

逸話もあります。


イタリアンジョークですね（笑）


ユーモアもあり

しかも圧倒的に強い

アルファロメオ。


そして`93年は

ベンツを蹴散らし

メーカーズタイトルと

アレッサンドロ・ナニーニは

ドライバータイトルを

見事手中に収めました。


この人両手が義手ですよ（驚）


現在は引退して

家業のお菓子屋を

継いでるんですが

世界中にカフェを

経営してまして

お台場にもあります。


下記の動画でも

言及されてますが、

DTMと言う

レースに於いて

群を抜いて速い

ドライバーで

あった人でした。


ワタシも友人に

レーサーがいますが、

そんな一流の

レーサーの運転は

カーブの時でも、

あんまりGを

感じないんです。


普通曲がる方向と

反対側に押し付けられる

力が加わるんですが、

それをあまり感じないんです。


クルマと一体になり

ごくごく自然に

スムーズに運転を

しているから

そうなるんですね。


一流のレースでは、

公道ではありえない

時速300kmの世界で

瞬時に判断をして

動かないと負けてしまう。


負けるどころか

死んでしまう

こともあります。


一流のレーサー達は、

世界チャンピオン級の

一流のボクサーの

数倍も優れた

動体視力の持ち主ですが

そんな場面では

特殊な脳の動きを

しているそうです。


その状態に近いのが

瞑想状態なんだそうです。


ただ、瞑想と言っても

通常の人間が瞑想して

アルファ波やシータ波が

出る領域と言うのは、

誰でも達する事の

出来る「夢を見てる」

状態に近いと言われてる

状態です。


※異論はあるでしょうが、
キチンと検証されてない世界なので
めんどくさい反論はご勘弁を（苦笑）


ただ、確かなのは

その状態程度で

人並みはずれた

反射神経や能力を

発揮しているとは

到底考えられません。


それなら

密教系の

修行僧が速いとか

瞑想しながら

運転してれば

F1で勝てることになる（笑）


時速300kmの世界は

普通の人間なら

周囲の景色さえも

ちゃんと観れない

状況ですから（苦笑）


その状況で

コンマ数ミリの

アクセルやハンドルの

操作が出来るのは

ある意味超人ですよね。


特殊な脳波を

一瞬で出せる人が

超一流のレーサーや

古代の預言者であり

人類の遺産を残した

偉人達なのかも

知れませんね。


今後、

その研究が進み

我々人類が「天才」

に近づくための

ヒントになるかも

知れませんね。


お台場の

アレッサンドロ・ナニーニの

カフェでお茶しても

ダメでしょうかね？（アカンやろ）


まあ、その勇者の姿と

ぶつけまくりな

エキサイティングな

レースをご覧ください～！