( ※落語口調で )
えー。
ようやく、朝晩は過ごしやすくなって参りまして、
虫の声を聞きつつ、去りゆく夏を惜しむ・・・
・・・なんていう御仁も多いのではないでしょうか。
風流ですなぁ。
かく言うワタクシも、過ぎ去りゆく夏に・・・
いや、過ぎ去りし過ちに、想いを馳せるわけです。
若さとは無軌道・・・。
それゆえに美しく、はかない・・・。
そして往々にして勘違いをしてしまうものであります。
これは10年以上前のお話・・・
どうぞワタクシの懺悔を、聞いてやってください。
当時、17歳の少年だったワタクシは、
その魂をロックの神に売り渡し、イケイケでありました。
どれくらいイケイケだったかってぇーと、
真夏の炎天下、陽炎立ちのぼる中、
上下、革ジャン、革パンでキメちゃう位、イケイケだったわけですな。
タダでさえ暑がりのワタクシ。
その苦痛たるや、ご想像にお任せしますが、
ファッションに『快適さ』を求めるのは、邪道だと固く信じておりました。
そんなある日、純白のスリムなライダースで街を闊歩しておりますと、
ちょいとオマエさん、と呼び止める声・・・。
聞けば、地方タウン情報誌のファッションコーナーに載せるから、
写真を撮らせて欲しい、との事。
ほぅ・・・。じゃあ、お好きにお撮りなさいよ。
ってなもんで、撮影しました。
クールを装っていますが、
そこはまだまだ、ケツがインディゴブルーのクソガキです。
内心、嬉しくてたまりません。
その雑誌の発売日に喜び勇んで、買いに行きました。
ファッション特集ページにドーンと大きくワタクシがっ!!
感動に打ち震えていると、写真の下に一言コメントが・・・
『この夏、一番の寒がりさん』
(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)
ちっ・・・違ぇーよっ!!
我慢してやってんだよっ(;`□´)ノシ
ま。それからですかね。
なんかオレ、違うくね?って気付いたのは・・・。
ライターさんのコメントセンスに脱帽です(;^_^A
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