ダブル・チェックの間に命を落とさなければならない日本人??? | 加納有輝彦
2012-04-14

ダブル・チェックの間に命を落とさなければならない日本人???

テーマ:ブログ

HRPニュースファイル242【北ミサイル失敗】日本の危機管理は大丈夫か? (文責:黒川白雲政調会長)で指摘された事実。

~発射が失敗に終わっていなければ、既にミサイルが日本上空を通過している8時過ぎの段階で、政府がミサイル発射情報を掌握、伝達できていなかったことは極めて重大な問題です。日本領土に落ちてくるようなことがあれば、避難は完全に手遅れになり、火の海に陥っていた危険があります。~

もう一度、時系列で確認したい。

4月13日

午前7時38分  ミサイルの発射

7時42分   米軍の早期警戒衛星(SEW)による第一報が首相官邸に入る。(韓国も同じ)

7時50分頃  米韓メディアはミサイル発射の速報を開始

8時03分   Em-Net(エムネット)での第一報「わが国としては確認していない」 

8時16分   防衛省から官邸に正確な発射情報が伝達

8時22分   田中防衛相「何らかの飛翔体が発射されたとの情報がある」 

10時9分   田中防衛相「失敗だった可能性が高い」 


ミサイル発射44分後の8時22分に、やっと「何らかの飛翔体が発射されたとの情報がある」と発表。これではあまりにお粗末すぎる。

藤村官房長官は会見で、発表の遅れについて「SEWは誤情報の可能性もあり、レーダーなど他の情報手段によりダブルチェックで確認することになっていた」と述べ、何度も「ダブルチェック」と強調。

発射前に誤報した09年の失態を繰り返さないよう独自情報にこだわって慎重を期した上、ミサイルが通常の軌道を描かず確認作業が難航し、情報発信が大幅に遅れたと釈明。検証の必要性を認めた。

 北朝鮮のミサイルは日本に向けて発射された場合は、7分前後で日本に到達すると云われている。

ダブル・チェックってどういう事?

 ダブル・チェックしている間に、飛んでくるじゃないですか。

ダブル・チェックしていたという釈明を、行うこと自体、まったく緊張感もなければ、寝ぼけているとしかいいようがないと思うのだが。(専門家ではないのですが、悠長に時間をかけたダブル・チェックの意味がわからない)

 おそらく、日本に飛んでくる可能性はゼロらしいということで、念には念を入れて無用なトラブルを避けたいということだったのだろう。

 しかも、のんきに、慎重に、ダブル・チェックをした挙句、「何らかの飛翔体」という始末。

米韓メディアは、北朝鮮の事実上の弾道ミサイル(ballistic missile)とアナウンスしていた。


 消費税増税一直線の、国防にさしたる興味もなければ、緊張感もない首相官邸の「のんき」に、「こりゃだめだ!」と思ったのは私だけではないと思うのだが・・・。

 
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