原水爆実験によって、ベラルーシのゴメリにおいて大きな影響があったと考えられます。

当時のソ連政府は市民の健康より、欧米諸国に対抗するため経済的、軍事的発展を優先していたことが伺われます。その結果、人々の健康に致命的な影響を与えました。

私の下にいた学生がある図書館で偶然、見つけた貴重な汚染地図によって、そのことが分かりました。本当は極秘文章であって、そのような図書館で見ることはできない資料です。

$フェリックスやまのブログ-ベラルーシにおけるセシウム137の牛乳含有量

私はこの1960年代におけるセシウム137の牛乳への含有量を閣僚の前でプレゼンをし、その2週間後に逮捕されました。
また、チェルノブイリ事故の後、モスクワに雲がこないようにその雲を爆破したためベラルーシの汚染はよりひどいものとなりました。避難させた子どもたちも、避難先で急死していきました。

ウクライナのイワンコフ地域は、ゴメリよりひどい汚染状態にあります。2000~09年の死亡率は24.3~30.3%にものぼります。情報、施設も、きれいな食料も与えられていません。収容所のようなものです。このような状況を改善すべく400万ユーロの資金をフランスから受け取りましたが、これらの改善には利用できない状況にあります。

大統領に真実を言い続けました。「国家が助けなければ、誰が助けるのか」と。

東電福島第一原発の事故後も、日本政府や学者たちの対応は、旧ソ連や現在のベラルーシ、ウクライナ政府となんら変わりはありません。

私たちには「正しい情報」を伝える義務があります。

私のデータや、研究は人々の福祉に捧げるべきであり、どうか日本語に訳していただくことを願っております。

2008年のベラルーシ共和国における心血管疾患による死亡は52.7%にものぼり、悪性腫瘍による死亡の13.8%の4倍にものぼります。

これは心筋梗塞のみではありません。解剖し、その原因をしっかり解明すべきであり、年を重ねるごとに患者は増え続けています。

ところで、子どもが白内障になることはありませんが、白内障が見られ、その子どもたちは誰一人生存していません。そのことをモスクワで発表すると「黙れ!」と・・・・・。

投獄後、私の下にいた多くの医師たちはドイツやアメリカに行きました。

彼らに対して、「医師は技術者ではなく、人々の為に自分のことを考えずに助け続けることが使命である。その使命を果たすために客観的なデータが必要だ」といい続けていました。人々を騙すことはできません。

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