キャリアにとってiPhoneは今も収益性が高く魅力的な端末である | GoGo! Machead!

キャリアにとってiPhoneは今も収益性が高く魅力的な端末である

WIRED.jpより
http://wired.jp/2012/03/26/sprint-ceo-iphone-users-are-more-loyal-more-profitable-and-use-less-data-ars/

昨年から米国でiPhoneの販売するキャリアに加わったSprintのCEOダン・ヘッセが、
イベントのインタビュー「iPhoneユーザーは平均的なスマートフォン・ユーザーよりも収益性が高い」
と語ったとの事。

SprintはAT&T、Verizonに続くiPhoneの販売キャリアになるために155億ドルの投資を行い、
iPhoneを販売する事になった事は正しかったと以下のコメントをしています。

「我々が販売したiPhoneのうち10台に4台が新規契約者だ。
この率は競合する2社(AT&TとVerizon)のおよそ2倍。
つまりわれわれは競合社からたくさんの顧客を引き抜いている。」
「iPhoneはApple社へ支払う販売奨励金が大きい。だから新規契約者の数が重要になる。」


米国も日本と一緒だと思いますが、携帯電話はほとんどのユーザーに行き渡っており、
これからの競争は他社のユーザーをどれだけ獲得できるかが売上とシェアに大きく関わってきます。
Sprintは高い販売奨励金を支払う代わりに、ライバルよりも多く新規契約者を獲得できているので、
投資の見返りは大きかったと考えているようです。

あと、SprintのCEOはiPhoneユーザーについて以下のように評価しています。

「iPhoneの顧客はチャーン(短期間に次々と同種のサービスを乗り換える顧客)の割合が低い。
平均的なデータ使用量も、4Gでハイエンドの『Android』デバイスと比べると少ない。
このため、コストと顧客生涯価値の観点から、平均的なスマートフォン・ユーザーよりも
収益性が高いのだ。」


iPhoneはユーザーの満足度が高く、一度購入すると長く使う傾向にあるのは知られています。

キャリアにとって、一度購入した端末を長く使って貰ったほうがメーカーに払う販売奨励金を
減らす事ができますし、支払った利用料で販売奨励金を回収する事ができるので非常に嬉しいです。

あと、iPhoneが3G通信のみなので、4G通信ができるAndroidよりデータ通信量が少ないと
評していますが、先日書いた「iPad Wi-Fi+4Gでのデータ通信はキャリアの美味しい収入源となる」
の中で、4G通信になると3G通信よりもデータ量は増える事が指摘されています。
そのため、iPhone 4Sの次期バージョンで4G通信が対応となればこの評価も一変するかもしれません。

iPhone販売はAppleの高い要求を呑まなくてはいけないためにキャリアの負担が大きいと、
初代iPhone登場時から言われていましたが、その分の見返りは大きいというのは今も変わらない事が、
SprintのCEOの話で明らかになりましたね。

これからも、iPhoneを販売したいキャリアが増えて競争する事で、
ユーザーに良い恩恵がある事を期待したいですね。


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