大阪の時代 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

皆、なんとなく大阪の時代が始まったと思っておられるだろうが、そのとおりである。
春のセンバツ高校野球大会で大阪桐蔭が優勝したのが、その象徴である。

大阪市長の橋下氏のところに東京都知事の石原氏が出向いたのだから、これで政治的にも西高東低であることが確定した。
先日の超台風級の大嵐がこれから吹き始める。

大阪維新の会との連携を正式に決めたところがこれからの政治をリードしていく。
亀井氏は西の出身だが、国民新党を掌握できていなかったことが露呈したから、橋下氏との連携を策してももう何の成果も得られない。
亀井氏が沈めばたちあがれの平沼氏が浮き上がるところだが、平沼氏は西にいる割には橋下氏との接点がなさそうだ。
橋下氏との個人的パイプがなく、石原東京都知事にお任せしている、などと述べた段階で平沼氏も終わった。

東京の石原都知事はわざわざ大阪まで出向いたくらいだから、意外と腰が軽く、動ける人だということは分かったが、橋下氏との連携はどうもなさそうだ。
石原新党も橋下氏との連携がなければ、大久保彦左衛門級のただのお目付け役、小言幸兵衛程度で終わる。

こういう状況の中で、みんなの党が光りはじめている。

自民党の改憲案よりもマイルドで、日本の統治機構のより具体的で、かつ大胆な改革に繋がりそうな様々な提案をみんなの党の改憲案に盛り込むようだ。
まずは政策面で大阪維新の会と同じ基軸に立つ、ということをアピールしているのがいい。
橋下氏と渡辺氏の間の本当の人間関係がどうなっているのか知らないが、政策面では大阪維新の会とみんなの党が合体してもまったく違和感がない。
みんなの党の代表の渡辺氏が、俺が俺が、という態度を示さなければ、橋下氏と渡辺氏が手を握ることは十分あり得る話である。

みんなの党が一歩前に踏み出した。
いいことだと思う。
大阪維新の会とみんなの党が一体化した時は、私は一体化した新党の応援団に回る。

いよいよ大阪の時代である。
大阪の人たちにはこれからも大いに頑張っていただきたい。

もっとも、多少の注文がある。
大阪をもっと綺麗な都市にしていただきたい。
大阪をギャンブル・シティになどしないで、もっともっと魅力のある水の都にしていただきたい。

大阪市長の橋下氏への注文である。