リンゴ酸、ペクチンを使った排出効果を見極める研究もしました。

たしかに排出は活発になるが、効果は限定的であり、効果は認められない。また、人の体に大切なものまで一緒に排出してしまうため、しっかりと医師が使用の管理をしなければならない。ペクチンの効果などについて子どもは実験台して研究をするものではなく、あくまでもラットなどで行うべきです。

放射性核種は、絶対に触れてはいけないものです。

汚染地帯に人を戻すというのは決して行ってはいけない。

体内に一度取り込まれると、仮に排出できたとしてもそれまでに体内は傷ついています。

一度環境中に放出された放射性物質は、どんどん広がってしまいます。

このようなセミナーの情報を、勉強会などを開いて、どんどん広げなければなりません。

まず、1991年より本格的にセシウムによる内分泌の研究を始めました。

ラットに45Bqの放射性セシウムを注入すると、ミトコンドリアに大きな異常。エネルギーシステムの不安定さによって、クレチンホスホキナーゼの抑制、活性酸素が1/2に減少など、代謝とエネルギーシステムに異常が見られました。

38~74 Bqの放射性セシウムが体内に蓄積されている子どもにおいて、心電図に異常がないのはわずか20%にとどまります。

心筋の代謝に大きな影響があり、酸素の取り込みにも支障をきたします。

何故、このようなことが起きるのか、私達は考察し続けました。その結果、放射性セシウムに対して我々生物は免疫がないため、遺伝子異常や神経、内分泌機能に異常をもたらすというものです。

ラットに対して、様々な臓器にセシウムを注入、すると心臓、血管など何処にでも蓄積することが判明しました。まったく免疫がないため、セシウムの蓄積が増すほど、その影響は深刻なものになります。そして代謝異常のほかに、不整脈も起こります。

これらの現象の要因として、遺伝子的要因が考えられます。それは1960年代からセシウムのみならず、様々な化学物質によって、遺伝子の異常が世代間で受け継がれたことによると。また研究では鉛の血中濃度が高かったことが上げられます。これらの複合的な化学物質の影響によって、多くの機能がブロックされてしまいます。

その為、心筋において、放射性セシウムの濃度に関係なくびまん性細胞溶解、筋肉間浮腫、筋繊維断裂などが発生します。こういった現象は遺伝子によってもたらされるため元には戻りません。

放射性セシウムは、カリウムにその性質が似ているため、生態に大きく影響すると考えられます。


フェリックスやまのブログ-放射性セシウムのエネルギー



放射性セシウムの崩壊によってもたらされるそのすさまじいエネルギー量の細胞への影響は甚大なものです。そして、本来カリウムから取り出されるべきエネルギーを得ることができず、血液の正常な循環を妨げます。


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