6 伊豆山神社(イズサンジンジャ)への道
熱海で今回私が行ってみたくなったのは、
伊豆山神社(イズサンジンジャ)。
源頼朝と北条政子のデートスポットだったと聞いたら、Σ(・ω・ノ)ノ!
ちょっと気になるでしょ。( ´艸`)
12世紀の後世に名を残すカップルのデート場所とは、
いかなる場所であったか!?
伊豆山神社は、
JR熱海駅から北東方向(七尾方面)へバスで10分ほどのところ。
しかし、バスの本数がとても少ない。
おまけに、“伊豆山神社入り口”のバス停からはさらに歩くらしい。
足腰の弱った老母と一緒なので、
ホテルからタクシーでひとっ走りで行くことにした。
大雑把な地図には、伊豆山神社の手前から長い階段の絵が入っていた。
私はその長い階段を上って参詣したく、
私だけその階段の下のところで降ろしてくれるように頼んでみた。
すると、タクシーの運転手さんは、
どうせ伊豆山神社をお参りするなら、
“海にお祈り”してから参詣するのが筋だってなことを仰る。
“海にお祈り”って何?
あまり要領を得ない説明だったが、
どうやら、砂浜に降り立って、海に向かって拝んでから、
ずっと神社に向かって伊豆山を上っていくのが、
本来の伊豆山神社への参詣の仕方らしいのだ。
(観光地図には浜からの階段が書き込まれていない。手抜き地図だ。)
ならばと、その浜に近いところ(国道135号上)で降ろしてもらった。
浜の方へと降りていく階段が九十九折に続く。
下を覗くと、赤い鳥居が見えた。
「走り湯神社(ハシリユジンジャ)」
小さな神社だ。
この神社をさらに下っていくとすぐ浜に出るようだ。
神社のすぐ手前にはとってつけたような足湯らしき設備(?)が。
↓
「こういう小さい神社は、どうせ何もないわよ!」と、
一緒にタクシーを降りて歩き始めた姉が、
もう浜まで降りるのを面倒くさがったので、
端折って、ここら辺から海に向かって合掌。(。-人-。)
伊豆の海は紺青で美しいね~。
南無~!
しかし、後でわかったことだが、
この走り湯神社からほんの16段下がれば参拝の起点となる浜だったよ。
どうせなら下りて浜まで出てみたかった……。
以下、これから伊豆山神社へお参りしたい人のために、
正しい(?)参詣道を復習してみる。
まず、
熱海の海岸、お宮の松をさらに東へ徒歩15分ほど行った辺りの砂浜(伊豆山浜)で海に向かって祈り、(。-人-。)
「中継ポンプ階段踊り場」を起点として、
階段を16段上り、
「走り湯神社」へ参る。(。-人-。)
さらに、階段を九十九折に上り、
173段目で「宮下、市道」に出る。
220段目で国道135号に出る。
↑
実は、この135号に出て、左を見ると、
赤い逢初橋(アイゾメバシ)なる橋があるはず。
「治承2年の夏、北条政子は親の定めた山木兼隆との縁談を嫌い、
婚礼の夜、宴席を抜け出し約七里の道のりを超え、
かねて想いを寄せていた伊豆山の頼朝の元へ。
頼朝は政子を逢初橋(あいぞめばし:国道135号)の上で出迎えたと言います。」
(「伊豆山神社」より抜粋)
花嫁が披露の場を抜け出し、愛する人の元へと逃走(出奔?)。
おお~!ドラマのようだわ。
平安末期の駆け落ちだ!
女の身で、7里=約28kmの道を!?
馬にしても徒歩にしても、エライコッチャ。
頼朝が“出迎えた”ということは、
政子が婚礼の席を蹴ってやってくるということを知っていたのかしら?
いつ着くともわからない政子を、頼朝はずっと橋の上で待っていたのかしら?
一晩中、橋の上で立ち尽くす頼朝。
今頃、愛する政子は、あぁぁ、人の妻♪
奪えるものなら奪いたい、あなた~♪
だけど、いかんともしがたく、
この闇を超えて、あなたを奪いに行きたい~
なんて思いながら悲しみに暮れ、
橋に佇んでいたのかもしれない。
いつの間にか夜が明け始め、
闇に閉ざされていた世界を、今度は朝靄が覆い始めた頃、
白く霞んだ橋の向こうから、人の気配が近づいてくる。
はっ! もしや?
頼朝は霞の中へ駆け出す。
霞の中に、息せききった政子の姿が!
とうとう、
夜を駆け、伊豆山までやってきた政子と
政子を思って立ち尽くした頼朝は、
朝靄深い橋の上で、無事に落ち合えたのであったっっっ……!ベベンベン
……って感じか?( ´艸`)
緊急速報!
プチトランさんに教えていただいた情報!
頼朝と政子の熱いラブストーリーの陰には、
頼朝が、頼朝の監視役、伊東祐親の留守の間に、
祐親の娘、八重姫との間に子供までこさえ、
伊東祐親の怒りにあい逃げ出し、
すったもんだの後、
結局、八重姫は入水自殺した……という
元カノ(?)の悲しい物語があった!Σ(~∀~||;)
詳しくはこちら!→プチトランさん(頼朝と政子の幸せの影で…悲劇の姫「八重姫」)
国道135号を渡ってからは、
「伊豆山神社参道」という看板まで出てくる。
あとは、一直線に続く階段だ。
648段目でさらに市道に出、
振り返れば、海も遠くなった。
657段目で「鳥居前」に出る。
ここからは、本格的な境内といった感じで、
途中、参道の階段の脇に
小さなお末社がぽこぽこ現れる。(-^□^-)
役の小角(エンノオヅヌ)(=役行者)を祭る末社もあり! I love En-no-ozunu.
825段目までくると、
本殿まで12段!と励まされる。ヽ(;´Д`)ノ
↑
末社「結明神社(ムスブミョウジンシャ)」。
説明文が出ているのだか、“神話過ぎて”、意味不明。(((( ;°Д°))))
もう少し分かりやすく説明してほしいものだ。
――どうやら、沖に浮かぶ初島から「女神初木姫」がここまでやってくるらしい。(-_☆)
浜から873段目にして、
狛犬に迎えられて、やっと本堂のある境内へ到着。
ヨーキタノワレ
つづく
熱海で今回私が行ってみたくなったのは、
伊豆山神社(イズサンジンジャ)。
源頼朝と北条政子のデートスポットだったと聞いたら、Σ(・ω・ノ)ノ!
ちょっと気になるでしょ。( ´艸`)
12世紀の後世に名を残すカップルのデート場所とは、
いかなる場所であったか!?
伊豆山神社は、
JR熱海駅から北東方向(七尾方面)へバスで10分ほどのところ。
しかし、バスの本数がとても少ない。
おまけに、“伊豆山神社入り口”のバス停からはさらに歩くらしい。
足腰の弱った老母と一緒なので、
ホテルからタクシーでひとっ走りで行くことにした。
大雑把な地図には、伊豆山神社の手前から長い階段の絵が入っていた。
私はその長い階段を上って参詣したく、
私だけその階段の下のところで降ろしてくれるように頼んでみた。
すると、タクシーの運転手さんは、
どうせ伊豆山神社をお参りするなら、
“海にお祈り”してから参詣するのが筋だってなことを仰る。
“海にお祈り”って何?
あまり要領を得ない説明だったが、
どうやら、砂浜に降り立って、海に向かって拝んでから、
ずっと神社に向かって伊豆山を上っていくのが、
本来の伊豆山神社への参詣の仕方らしいのだ。
(観光地図には浜からの階段が書き込まれていない。手抜き地図だ。)
ならばと、その浜に近いところ(国道135号上)で降ろしてもらった。
浜の方へと降りていく階段が九十九折に続く。
下を覗くと、赤い鳥居が見えた。
「走り湯神社(ハシリユジンジャ)」
小さな神社だ。
この神社をさらに下っていくとすぐ浜に出るようだ。
神社のすぐ手前にはとってつけたような足湯らしき設備(?)が。
↓
「こういう小さい神社は、どうせ何もないわよ!」と、
一緒にタクシーを降りて歩き始めた姉が、
もう浜まで降りるのを面倒くさがったので、
端折って、ここら辺から海に向かって合掌。(。-人-。)
伊豆の海は紺青で美しいね~。
南無~!
しかし、後でわかったことだが、
この走り湯神社からほんの16段下がれば参拝の起点となる浜だったよ。
どうせなら下りて浜まで出てみたかった……。
以下、これから伊豆山神社へお参りしたい人のために、
正しい(?)参詣道を復習してみる。
まず、
熱海の海岸、お宮の松をさらに東へ徒歩15分ほど行った辺りの砂浜(伊豆山浜)で海に向かって祈り、(。-人-。)
「中継ポンプ階段踊り場」を起点として、
階段を16段上り、
「走り湯神社」へ参る。(。-人-。)
さらに、階段を九十九折に上り、
173段目で「宮下、市道」に出る。
220段目で国道135号に出る。
↑
実は、この135号に出て、左を見ると、
赤い逢初橋(アイゾメバシ)なる橋があるはず。
「治承2年の夏、北条政子は親の定めた山木兼隆との縁談を嫌い、
婚礼の夜、宴席を抜け出し約七里の道のりを超え、
かねて想いを寄せていた伊豆山の頼朝の元へ。
頼朝は政子を逢初橋(あいぞめばし:国道135号)の上で出迎えたと言います。」
(「伊豆山神社」より抜粋)
花嫁が披露の場を抜け出し、愛する人の元へと逃走(出奔?)。
おお~!ドラマのようだわ。
平安末期の駆け落ちだ!
女の身で、7里=約28kmの道を!?
馬にしても徒歩にしても、エライコッチャ。
頼朝が“出迎えた”ということは、
政子が婚礼の席を蹴ってやってくるということを知っていたのかしら?
いつ着くともわからない政子を、頼朝はずっと橋の上で待っていたのかしら?
一晩中、橋の上で立ち尽くす頼朝。
今頃、愛する政子は、あぁぁ、人の妻♪
奪えるものなら奪いたい、あなた~♪
だけど、いかんともしがたく、
この闇を超えて、あなたを奪いに行きたい~
なんて思いながら悲しみに暮れ、
橋に佇んでいたのかもしれない。
いつの間にか夜が明け始め、
闇に閉ざされていた世界を、今度は朝靄が覆い始めた頃、
白く霞んだ橋の向こうから、人の気配が近づいてくる。
はっ! もしや?
頼朝は霞の中へ駆け出す。
霞の中に、息せききった政子の姿が!
とうとう、
夜を駆け、伊豆山までやってきた政子と
政子を思って立ち尽くした頼朝は、
朝靄深い橋の上で、無事に落ち合えたのであったっっっ……!ベベンベン
……って感じか?( ´艸`)
緊急速報!
プチトランさんに教えていただいた情報!
頼朝と政子の熱いラブストーリーの陰には、
頼朝が、頼朝の監視役、伊東祐親の留守の間に、
祐親の娘、八重姫との間に子供までこさえ、
伊東祐親の怒りにあい逃げ出し、
すったもんだの後、
結局、八重姫は入水自殺した……という
元カノ(?)の悲しい物語があった!Σ(~∀~||;)
詳しくはこちら!→プチトランさん(頼朝と政子の幸せの影で…悲劇の姫「八重姫」)
国道135号を渡ってからは、
「伊豆山神社参道」という看板まで出てくる。
あとは、一直線に続く階段だ。
648段目でさらに市道に出、
振り返れば、海も遠くなった。
657段目で「鳥居前」に出る。
ここからは、本格的な境内といった感じで、
途中、参道の階段の脇に
小さなお末社がぽこぽこ現れる。(-^□^-)
役の小角(エンノオヅヌ)(=役行者)を祭る末社もあり! I love En-no-ozunu.
825段目までくると、
本殿まで12段!と励まされる。ヽ(;´Д`)ノ
↑
末社「結明神社(ムスブミョウジンシャ)」。
説明文が出ているのだか、“神話過ぎて”、意味不明。(((( ;°Д°))))
もう少し分かりやすく説明してほしいものだ。
――どうやら、沖に浮かぶ初島から「女神初木姫」がここまでやってくるらしい。(-_☆)
浜から873段目にして、
狛犬に迎えられて、やっと本堂のある境内へ到着。
ヨーキタノワレ
つづく