演出面が大幅にパワーアップ!ファイアーエムブレム覚醒・ファーストインプレッション
昨日発売された人気シミュレーションRPGシリーズの最新作、
3DS「ファイアーエムブレム覚醒」。色々あって当初は購入予定では
無かったんですが、周りの盛り上がりを見て、ある時プレイ日記を
書きながらプレイしたら面白いのではないか?と思うようになり、購入を決意しました。
今回の記事では本作のファーストインプレッションをしたいと思います。
▼演出面が大幅に強化!
まず、プレイしてから「おおお!」と思ったのが、大幅に強化された演出。
これまで発売されたシリーズ作品でもアニメCGムービーが挿入されたり、
3Dポリゴンの戦闘アニメが挿入されたりと演出面で頑張っていた所は
あったんですが、今作でさらにパワーアップしています。
まず、ステージ開始前などに発生する
イベントシーンが、様々な視点に切り替わる、
ポリゴンの寸劇になっていました。
これまではシミュレーションパートの画面に
キャライラストとメッセージウインドウを乗せただけで
あまり手は込んでいなかったので、これだけで印象はガラッと変わりましたね。
イベントシーンをここまで作り込んだのは、やはりニンテンドー3DSの
立体映像を活かすためでしょうか。3D対応になったのに、
これまでのようなイベントーシーンでは味気ないですからねw
次のボイスの追加。これまではアニメCGムービーシーンのみ
ボイスは付いていましたが、今作ではそれに加えて普通の会話時にも
「こんにちは」「ありがとう」など一言だけですが、ボイスが付くようになっています。
主人公クロムの妹であるリズに、「お兄ちゃん」と言われた時はドキッとしましたねw
でも、ボタンを押す度に一言ボイスが流れると、個人的にはそっちに
気を取られて文字をしっかりと読めなくなってしまったから、
この機能はすぐOFFにしてしまった。
据え置き機シリーズではお馴染みとなったアニメCGムービーの
クオリティはさらにパワーアップ。とても自然なアニメCGで、
技術の進歩を感じられました。アニメCGの量も、過去作品よりも増えていますね。
といってもゲームがおまけになってしまうほどの長さではなく、
適度な長さのものが沢山入っている感じ。キャラクターデザインは
コザキユースケさんが担当するようになって、なんか色気付きましたなぁ。
これぞ2010年代の中高生向けイラスト!って感じがします。
3Dポリゴンの戦闘アニメは、過去作品のようなぎこちなさはだいぶ薄れましたね。
ちょっとモッサリかな?と思っていましたが、早送りが出来るようになったので
その点は心配なし。また、よりダイナミックなカメラアングルや一人称視点に
切りかえられるようになったのも、良いと思いました。
これもニンテンドー3DSの3D映像を意識しての事なんでしょうね。
▼シミュレーション部分は安定した出来!
続いて肝心のシミュレーション部分に関して。
ルールはこれまでと同じくターン制で、詰め将棋のように
駒(キャラクター)を動かして行く形となっていて、
シリーズ作品を1作でも触れていれば全く戸惑う事は無いと思います。
テンポは相変わらずめちゃくちゃ良いですね。
サクサク動いてくれるし、どうでも良いユニットは
「おまかせ」モードで勝手に動かせばOK。
3Dポリゴンの戦闘アニメ画面に切り替わる時間も一瞬で、
おまけに早送り機能も付いているから、これだったら戦闘アニメを
ONにしても問題無さそう(個別設定が出来るしね!)。
ちなみに今作では簡易戦闘アニメが用意されていないけど、
前述のように戦闘アニメの早送り機能によって無くても大丈夫に感じます。
ちょっと気になったのが、通常画面では背景は3Dポリゴンで
描かれているのに対し、キャラクターは2Dで描かれているため、
カメラを一番近くにしても2Dキャラが見難い事。もうちょっとカメラを
近く出来るようにするか、もう少しキャラクターを目立つように描いて欲しかった。
▼デュアルモードで覚醒!?
今作から新たに加わった新システム「デュアル」。
このシステムによって仲間が隣にいると能力がアップする「支援効果」を
受ける事が出来る他、敵に追加攻撃(デュアルアタック)をしたり、
攻撃をガード(デュアルガード)してくれる可能性が出て来ました。
また、2人の仲間をペアにして動かし、戦闘時には
常に「デュアル」の状態になれる「ダブル」も追加。
これらのシステムによって仲間と密接して行動する
重要性が増して、これまでとは違う戦略性が求められそう。
良いのか悪いのかと言われると、まだ何とも言えません(笑)
▼さっそく追加コンテンツをやってみた!
期間限定で300円の所無料で配信されている追加コンテンツ「英霊の魔符1」。
ゲームをある程度進めたらダウンロードしてプレイ出来たので、
さっそくやってみました。内容の方は過去作品のキャラクターが
続々と登場して戦いを繰り広げるもので、マップも懐かしいものと
なっていて、シリーズファンにはたまらないものだと思う。
キャラクターイラストは各作品のものを踏襲しているので、
今作のキャラクターのアイコンが並んだ時は何かシュールですけどねw
300円の価値は、ファンだったらあると思う。
逆にシリーズ作品にそれほど思い入れが無かったら、
早ければ20分程度でクリア出来る物なので、ちょっと高く感じそう。
▼救済措置も色々
ファイアーエムブレムシリーズは基本難易度が高い事で知られますが、
今作にも様々な救済措置が用意されています。代表的なのは、
味方キャラが死んでも、次のマップでは復活するカジュアルモード。
このモードによって味方キャラが死に過ぎて途中で
クリア出来なくなるなんて事は無くなりました。
フリーマップの搭載によって自由度が上がり、
寄り道してレベルを上げられるのも救済措置と言えそうですね。
僕も試しに追加コンテンツのマップや外伝マップ、フリー戦闘に挑んで
本編を進めてみましたが、やっぱりレベルが上がり過ぎて、
カジュアルモード&難易度ノーマルの組み合わせでは簡単すぎますな。
※あくまで個人的な感覚です!
ちょっとこれでは個人的に楽しめなくなってしまいそうなので、
ハードモードでもこんな感じだったら寄り道はしない方が良さそうだ・・・。
あ、何故カジュアルモード&難易度ノーマルの組み合わせで
やっているのかというと、下見です。これからプレイ日記用に
クラシックモード&難易度ハード以上のセーブデータを作り、最初からやり直す予定!
とりあえずファーストインプレッションはこんな所で!
全体的には、インターフェース面&演出面は大満足です。
あとはシミュレーションRPGとして面白いのかどうかですが、
ここは低難易度で挑んだのでなんとも。
ファイアーエムブレムをキャラゲーとして楽しんでいる場合は
多分楽しめると思うんですが、限られた経験値を使ってキャラクターを育て、
いつ殺されるのか分からないようなドキドキ感を味わいたい僕としては、
寄り道満載の本作を最後までやってどう感じるのかは分かりません。
とりあえず高難易度で、出来るだけ寄り道をせずにプレイ日記を書いて行きたい所ですが。
▼おまけ
ある程度ゲームを進めるとキャラクター同士の相性占いが
出来るようになるんですが、試しに男キャラ同士でやってみたら・・・!!!
お前らキモイわ!!!!!!