第1段階 縄文時代 自然信仰
我が国の宗教史を俯瞰すると、いつからと起点すると縄文時代と私は察する。
宗教は、開祖から普通かもしれないが、我が国の神道も日本仏教も八百万の神が基本である。
この根本は縄文時代の遺跡に伺えるからである。
私は、我が国の公式の歴史書「古事記」「日本書紀」はそんなに信じることができない上で歴史探求をしています。
イザナギとイザナミの国づくりは、神話の中では信心に値するものではあるが、そのまま信じるわけにはいかない。
私は、神渡良平氏「日本武尊」の本を読んで、「ホツマツタエ」という存在を知りました。
この本は主人公 日本武尊の歴史小説ではありますが、ホツマエツエと歴史観で書かれております。
「ホツマツタエ」とは神代文字という文字で書かれており、地図の記号みたいな文字で書かれていました。
5年前ぐらい読んだのですが、中身は古事記とほぼ同じですが、古事記では、イザナギとイザナミの時代は神と書かれていますが、「ホツマツタエ」では人間で書かれています。
天照大神は、古事記では女性ですが、「ホツマエツエ」では男性です。
イザナギとイザナミの前の時代は木の実などを採取して、最も主にしていのは栗ということが書かれていました。
この「ホツマエツエ」は偽書と言われております。
原本はなく、写本のみでありますが、江戸時代からその写本が続けられていたとのことです。
2年前に環境歴史学者の安田喜憲氏の本を読んだ時に、縄文時代の最大の遺跡、青森県の三内丸山遺跡で栗の木を植林をし、栗と漁撈を主食にしていたことが書いてありました。
それから、日本の縄文時代遺跡に栗の植林をしていたのがわかったのです。
ホツマエツエは滋賀県から青森県が書かれておりますが、縄文時代の6,000年前から4,000年前 縄文海進と言われる時代 現在よりも気温が高く 海が3m~10m高い時代であります。
日本海の暖流と寒流を日本海側で盛んに交流があり、糸魚川のヒスイ、富山県で作られた特別な斧がその地域全域でみつかりました。
縄文時代の遺跡の解明には、炭素歴史測定の最新技術のおかげで、2,000年以降飛躍的に古代の歴史がわかるようになったのです。
ホツマツタエに書かれていることが最新の科学の考古学的にも立証はじめたのです。
ちなみに、イザナギとイザナミは古事記では、日本を天から鉾をグルグル回し日本の国土をつくったと書かれております。
ホツマツタエでは、イザナギとイザナミが滋賀県で、農業をはじめたと書かれております。
その先代たちは東北地方ということが書いてあります。
登場する人物もほぼ同じでありますので、古事記・日本書紀を手本にしたような本と言えるでしょう。
ただ、これが公式な歴史書または、歴史学者がこれを解説することはまだまだのようですが。
このようなものも含めて、縄文時代を俯瞰してみると。
様々なことがわかっています。
1, 戦争がなかったこと。
2, 差別がなかったこと。
3, 集団生活で同じよう勤労をしていたこと。
4, ストーサークルなどで自然神を崇拝していこと。
5, 土偶などの女性ばかりで、女性中心と言える。
6,男性や女性の生殖器の崇拝から生への祈りが伺える。
6, 子供の猪や鹿がなく、無用なことをしない。
7, 1,000年以上も続く遺跡で人口変位がほとんどない。
8, 集会の跡で祭りの跡が楽しさがあります。
私は縄文時代の最も素晴らしいことは3つと言えるでしょう。
戦争がない・差別がない・みんな同じように働き者
さてこの3つのことを実現するために、有史以来どれだけの国ができたしょう。
現在のすべての国家が目指していることですが、6,000年前にこの日本にあったのです。
物質的には、縄文土器や服や耳飾りやネックレスもたくさんあり、遺跡には交流センターのようなものがいくつもあります。
現代でも言えることですが、後進国で食事の安定があると人口爆発があるが縄文時代ではないのです。
青森の三内丸山遺跡は人口 300~500人の人口規模で2,000年間続きました。
食事が安定して、物の交流があり、戦争がなければ 世界の日本以外の古代国家すべて人口増加がありますが、それがないということはそこには何かルールがあったはずです。特に性に対するものが。
それが生殖器のようなストーサークル遺跡や縄文土器に現れている縄模様であります。
縄模様は蛇のオスとメスのセックスを表していると環境考古学 安田喜憲氏は言っています。
ここまで、自分自身が調べたら日本のすべて思想の根源がこの時代と言えるのではないかと信じる次第です。
自然に畏敬の念があり、人の交流を大切にし、尊重し、性への倫理観があり、共存していた。
この時代には、仏教の開祖のお釈迦様、イエスキリストもマホメットもイザナギとイザナミもいない時代です。
つまり、現代の主流の宗教がまったくない時代にすべての宗教家やすべての国家元首がめざした戦争がない・差別がない・みんな同じように勤労という国家があったのです。
縄文時代はその遺跡で十分過ぎるほどに平和で、楽しく、安定した跡があります。
そこに神の名もありませんので宗教とは言えませんが、宗教以上にすばらしいです。
物質的には現代よりも比較できないほど劣る時代なのに、精神的に倫理観も遙かに素晴らしさを感じます。
ここから日本の宗教史がはじまります(^^)。
次回、仏教伝来に続く。
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