「飽きんのん？」
何度も観るので
家族はいっしょに
観てくれず、
みんなが寝静まった
夜中に一人で観る
ミズコウアキヒコですこんにちは！
ええ、本当にね
なんだか
知らないけど
何度も何度も
観る映画が
あるんですよ。
それがこれ
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ラッセル・クロウ主演の
ローマ帝国の将軍の
お話ですね。
隆盛を誇った
ローマ帝国。
全世界に領地を
拡大していました。
その無敵の
ローマ軍の中でも
ひときわ尊敬を
集めていた兵士が
マキシマス将軍。
軍の内部でも、
軍を率いる
皇帝にも絶大な
信頼を寄せられ
任期を終えても
故郷にも帰れない。
そんな中で、
即位してから
僅か数年しか
平和な時期がなく、
心から疲れ果てた
皇帝の意思で
「議会制民主主義」
を取り戻して、
ローマを民衆に
返す目的で
「後を継いで欲しい」
と頼まれた将軍。
愛する家族の
元に返りたい将軍は
即答をせずに
テントに戻りました。
その後間もなく、
その意思を
自分の息子に
告げる為に
皇帝は息子を
テントに呼びます。
そして意思を
伝えたのですが、
野心に燃える
息子の手にかかり
皇帝は亡くなります。
急きょ呼び出された
マキシマスは、
父と慕う皇帝の
亡骸を見て
深い悲しみを抱き、
また急な死に
不信感を抱きます。
急いで兵を
集めようと
テントに戻ると、
すでに息子の
手の者が来て
囚われの身に。
翌朝には、
新しい皇帝への
忠誠を誓わない
反逆者として
処刑をされてしまう。
囚われるときに、
今まで一緒に
戦ってきた仲間に
「家族を頼む！」
と懇願しますが、
「あの世で逢える」
と言われてしまいます。
処刑の朝に、
処刑人と
同行の兵士を
全員倒して
脱出し家族を
助けに向かいます。
しかし、
時すでに遅く
奥さんと息子は
首を吊られて
息絶えていました、、、
力尽きて、
その場に
横たわって
いたところを
奴隷商人に
拾われて
グラディエイターに
なるのです。
「自らの死」を
商売にする
男に成り下がり
生きる為に戦う。
その過程では、
奴隷仲間達は
彼が稀代の
将軍だとは
誰も知らないのです。
しかし、
戦いの中で
何を言うでもなく
勇猛果敢に
戦う姿を見て
奴隷仲間達も
彼を尊敬しだします。
やがて、
その戦いが
評判になり、
地方の公演から
中央都市である
ローマに招聘される
までになったのです。
ローマには、
父と慕う
皇帝を殺し
家族を殺した
憎い男がいます。
一度は絶望し、
死んでも良いと
思っていた男が
家族とローマの
為に戦う決意を
固めたんです。
そして、
何の得も無い
奴隷仲間や
彼らの死を
飯の種にしてる
奴隷商人までも
彼に加担をして
手伝ってくれるのです。
この映画は、
何度見ても
感動をします。
映像の美しさや
俳優の演技も
素晴らしいんですが、
男としての
生き様が素晴らしい。
妻子を失い、
生きる屍の
ような男が、
再度立ち上がり
家族とローマの為に
今一度戦う姿は
男なら誰しも
しびれると思います。
新皇帝の前で
兜を脱いで
挨拶をしろと
言われた際に
彼は顔を出して
名を名乗ります。
「我が名はマキシマス・デシマス・メリディアス
北軍指令官にしてフィリックス団将軍
真の皇帝マルクス・アウレリアスの忠実なる僕
殺されし子の父にして、殺されし妻の夫
来世になろうとも復讐は必ず果たす！」
うちの長男なんか
このセリフを全部
覚えてるくらい
シビレます（笑）
家族を愛し、
信じるモノに尽くし
それらを守る為
戦う姿に感動します。
新しい皇帝は
その地位や財産、
権力などなど、
全てを手に入れた
ように見えます。
逆に、
マキシマスは
地位も名誉も
妻子さえ失い
絶望の淵に
いるのです。
その二人が
威信をかけて
最後に戦う時
競技場の地下で
話をするのです。
マキシマスは、
戦う相手が
新皇帝だと知らされ
少し驚いて言います。
「あなたが相手？」
「驚いたか？私が恐れるとでも？」
「恐れ続きの人生では？」
「恐れを知らぬマキシマスとは違うか？」
「死は誰にでも笑いかける、人間は笑い返すだけ」
「その名言の主は、死ぬ時笑ったのか？」
「思い出せ、あなたの父上だ」
そして最後の
戦いに向うのです、、、
この映画を
何度も観るのは
もしかしたら
自分の想いを
確かめる為に
観るのかも
知れません。
皇帝の地位に
ありながらも、
民衆や政治家を
アメとムチで
なんとか自分に
向かわせようと
する新皇帝。
まさに
「恐れ続きの人生」
です。
まるで、
底の浅い
ブランディングや
マーケティングで
自らの地位を
必死で守ろうと
する商売人の
ような気がします。
何の地位も無く
名誉も家族も
失ってしまった
マキシマスは、
口先だけじゃなく、
その信念と行動で
周囲の信頼を得て
助けられ、応援され
想いを遂げるのです。
「オマエはどっちになりたい？」
そんな問いを毎回
もらっているような
気がしますね（苦笑）
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