新人ナースの疲れ

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4月も終わりになった頃、指導する側も新人と組むことが多くて
責任がとてつもなく自分に降りかかり、
どんなときも自分が率先して頑張って乗り切らないと!!
と、精神的にしんどくなってしまう時期ですが、
仕事に慣れている先輩はともかくとして、
新人看護師のみなさんは、
『もう無理、辞めたい』の時期にきているのではないでしょうか。


『先輩は、冷たいし…勉強は全然足りてないし。
足手まといになってる気がして…私だけ同期の中で劣ってる』

というのが、新人看護師の中でよく言われる言葉です。
私も、新人時代によくぼやいてました(笑)


でも、先輩は単に冷たいわけじゃないんですよ。
勉強してほしいがためにとる態度だったりしますし、
とっても忙しくて、新人さんに指導してあげたいけど、
何よりも患者さんの命が大事と思って力みすぎて、
新人さんへの配慮に欠けてしまうことも多々あります。

新人さんは『病棟』の新人さんで、二年目さんは『先輩ナース』としての新人さん。
三年目さんはもしかしたら『リーダー』という役割においての新人さんかもしれないし、
5~6年目さんは、『チームのリーダー』としての新人さんかもしれない。
その上をいってもなお、いろいろな役割での新人さんなのです。


4月は誰にとっても辛い時期で、
新人さんだけが心に負担を抱えているわけではないんですよ。


先輩として新人さんの心の負担を軽くしようとして、
簡単な患者さんだけを担当してもらっていることもあるし、
その子に合わせて、みんなと違ったペースかもしれないけど、
勉強が追いついてきたり、理解が深まってきたら、
患者さんを担当してもらうことを考えている場合も多々あります。

ただ、この4月の段階では判断できないことが多いです。
むしろ、新人さんにはそんなに仕事を任しません。
ここは、命の現場だからです。
勉強が伴ってこそ、難しい患者さんを受けもつことになるはずなんです。

そんな現場では、自分が先輩の足手まとい…という考えは、捨てましょう。
先輩も、そういう新人時代を送ってきているのですから。
そこで、新人さんの気持ちがしんどくなるのはしょうがないことなんです。

その気持ちをバネにして、責任感を持つことができるようになってほしいし、
先輩みたいになろう!って思って努力してほしいなぁと、先輩は陰ながら思っています。

中には、本当にイジメのように新人看護師に意地悪する先輩もいるかもしれませんが、
それは、会社、学校、近所…どこにでもいる仕方のない人間です。
悲しいことですが、病棟にも、そういう人間は存在します。
その場合は、『こういう人間には絶対にならないぞ』と思ってください。
そして、その思いをバネにして、
成長して意地悪されても対抗できるようになってください。

新人ナースのみなさん、悩み多き時期ですが、
同期のみんなと一緒に愚痴って騒いで、一緒に勉強して、
切磋琢磨してくださいね。
一生の仲間はやっぱり、『この時期を一緒に乗り越えた同期』ですよ。
良い仲間づくりをしてください。
余談ですが、この時期にあまり悩んでない新人さんはいないので、
最近こんなことが辛くて…と同期に打ち明けてみてもいい時期だと思いますよ。

楽しくて仕方ないという新人さんも中にはいますが
残念ながらほんの一握りですので…(笑)




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