「国の借金 1人752万円」 残念な産経の一面記事 | 加納有輝彦
2012-05-12

「国の借金 1人752万円」 残念な産経の一面記事

テーマ:ブログ
5月12日の地方版産経新聞の一面に、「国の借金1000兆円~今年度末に突破、依存深刻、1人752万円~」とあった。

 産経は、田村秀男氏を筆頭に、財務省のマインドコントロールを受けていない数少ないメディアの一つと思っていたが、本文にも国民一人当たりにすると752万円の借金を背負うことになると、あたかも国の借金が国民の借金であるかのような表現をしているあたり、完全に財務省発表そのままの記事内容となっている。

 残念だ。

国の借金は、あくまで政府の借金であって、国民の借金ではないことは、最近ではかなり国民の間にも浸透してきた事実である。国民は、政府への債権者である。

国民が、直接、ないしは銀行や保険会社を通じて国債を購入し債権者となっている。


 にもかかわらず、財務省は、国民の借金だ、借金だと不安を煽り、増税容認の方向へ世論を誘導している。

 その財務省路線のままの報道を一面に載せる産経新聞に落胆した。

一方、リバティー・ニュースクリップの【新聞読み比べ】財務省の"洗脳″から解けつつあるか、朝日の小さな記事(政府が盛んに喧伝する「国の借金」は膨らむ一方だが、今年のマスコミ報道は、いつもと少し様子が違ってきた。マスコミも少しずつ、財務省の"洗脳″から解けつつあるのかもしれない。)によると、今回の財務省の発表を受けて、朝日新聞は、一面扱いをせず、しかも、国民一人当たり752万円という表現も載せなかったという。
 この国民一人当たり○○○万円という表現は、提灯記事の定番表現だったわけですから。
http://www.the-liberty.com/article.php?pageId=1&item_id=4278

 朝日新聞もしっかり財務省増税路線の提灯記事を書いてきただけに、リバティーが指摘する通り、財務省の洗脳が解けてきたとするなら、希望が持てる。


 産経新聞もおちおちしていると、転向朝日に後れを取るかもしれない。朝日新聞の転向は、実績がありますからね。


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