
事故を起こした少年の父親が、第三者から 電話番号を聞く、ということがありました。
警察と教頭が 漏らしてしまったそうですね。
とても 残念な事件だなあ、と感じました。
父親の心理を「ニーズ」という観点から見てみます。
(あくまでも、私自身が感じることを書きますので、ちがう考え方の方も いらっしゃると思います)
ニーズというのは、心の欲求。満たされないと ココロがザワザワします。
おそらく、父親は 良心の呵責から 落ち着かず、何かしなくては と思ったのでしょう。
このとき 満たされなくなったニーズは「心の穏やかさ」です。
ニーズは 満たされないとき、暴走することがあります。
自分の心の乱れを抑え、心を穏やかにするために、謝罪を考え付いたのだと感じます。
無意識の領域ですけどねん。
「相手のために謝罪」のようにも見えますが、おそらく「自分のための謝罪」の側面が大きいです。
なぜなら、コミュニケーションは 自分と相手の「ものさし」が一致してこそ、対話になるから。
父親は 謝罪をしたい
遺族は まだ そんな心境に慣れない
というのが 正直なところでしょう。
お互いの「ものさし」が ちがっています。
父親は ニーズに突き動かされて、相手が それを求めているのか、という点を 忘れてしまったのですね。
さっき、テレビで テリー伊藤さんが「今 父親ができることは、耐えること」と おっしゃっていました。
遺族の目線に立ってみたら、今できることは 電話ではないと感じます。
ここでは 事件のことを例にとって 話しましたが、同じようなことが 日常にたくさんあります。
表面上は「相手への親切」に見えるけど、実は 自分のニーズを満たすための行動。
「1日5分でOK!自分のココロと仲良くなる5つのコツ メールセミナー」では「ニーズ」についても 詳しくお話しています。
募集は5月に行います。
人数限定なので いつも5分間で 定員に達してしまう、人気メールセミナーです。
ご興味がある方、ぜひ 受講してみてねん。