本日NHK出演「特報首都圏」全国放送 | 井出留美(Rumi Ide, Ph.D. ) 食品ロス問題専門家 オフィシャルブログ
2012年06月03日

本日NHK出演「特報首都圏」全国放送

テーマ:★美肌
本日、NHK特報首都圏に出演です。

6月1日に首都圏で放送された内容が、今度は全国放送されます。

このオフィスの前にいて、赤い服を着ているのは私です。

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食品の倉庫で、寄贈された食品の例を紹介します。

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乾麺で、賞味期限がまだ半年のこっているもの。

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一般の方は、食品には、消費期限と賞味期限があることはご存知と思います。
もしかしたら、その違いまでは知らないかもしれませんね。

それとは別に、お店側で設定された「販売期限」があります。

賞味期限や消費期限が切れる前に設定されています。

「3分の1ルール」といって、全体の賞味期限のうち、残り3分の1になると販売できないようにしている企業もあります。

こちらが農林水産省による調査報告書です。
食品小売店における納入・販売 期限の設定事例について (食品小売業界からの聞き取り)

この3分の1ルールにのっとると、

缶詰など、賞味期限が3年間あるものは、残り3分の1(=1年)になったら、販売できなくなることになります。

まだ一年も食べられるのに、販売できなくなる、ということです。

もちろん、これは義務化されているわけではなく、小売店側が決めることなので、企業によって、販売期限をどう設定しているかは異なります。

ただ、これによって、泣いている食品メーカーもいるはずです。

まだ食べられるけれど、時間が来れば廃棄する、と決めているコンビニエンスストアの食べ物もあります。

取引先が、コンビニエンスストアやスーパーである場合、こういうことは、お世話になっている方を批判するようで、なかなか明言できないと思います。

ですが、そこを改善しないと、食品ロスは、ますます増えるばかりですので、意識の高い方が今回の番組をご覧になり、われわれとともに、食品を無駄にしない行動に、なんらかの形で参画してくださることを、切に願っています。

セカンドハーベスト・ジャパン

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