スポンサーのわからないうつ病自己診断サイトの最後には、必ずこうあります。
『専門家に相談してください』
昨年、日本テレビの「思いっきりドン」という番組に、女子医大の精神科医が出演し、
「うつは脳の病気です。だから薬で治ります。」
そして、セロトニン仮説と薬の効用をアニメーションにまでして説明していた。
怒りがわいてきて、日本テレビに電話をしてしまった。
結果、クレイマー扱いされました。
その時の電話応対した女性の言葉が、
「貴方様は、お医者さまとか、何かの専門家ですか?」
であった。
まあ、予想していた反応であるが、暫く怒りが治まらなかった。
セロトニンは、なにもうつに関連する部位だけのものではありません。
脳の様々な機能に関連しています。
これは、脳の研究者の常識です。
うつに関する部分だけ取り上げて、薬が効くメカニズムを説明しているのです。
他の部位に対してどう作用するのかなど、まったく考慮されていません。
さらに、薬をやめたら、脳がどう反応するのかもわかっていません。
(つまり、脳のことはわかっていないのです。)
このことを、精神科医に聞いてみてください。
副作用を訴えると、
「副作用が起きると元の症状が出たのだ。」
と説明されます。
なんと都合の良い言い訳でしょうか。
納得がいかず食い下がると最後の言葉はこれです。
「私は専門家だ。」
私の裁判においても、最大の壁はこれです。