僕が書いている原発用語の本なんですけど、

原発や放射能そのものに関する言葉だけでなく、

東京電力の経営に関する用語もまとめています。


例えば、「総括原価方式」という言葉ですね。

いつも新聞などで情報をチェックしている人なら

既にご存知だと思いますが、これは電力会社が

どのように利益を出しているのかを示す言葉。


原発を建てたり、原子力団体に研究費と称して

お金を払ったり、社員のための福利厚生施設を

建てたり、議員さんに資金提供をしたり、たくさん

経費がかかったとしても、そのかかった経費に

3%を乗せて、電気代を請求するという方法。


実は、これこそが電気代が高くなる理由です。

100円のものを買った時の3%は3円ですが、

1万円のものを買った時の3%は300円です。

つまり、コストが高くなれば高くなるほど利益は

大きくなるので、無駄にお金を使いまくることで、

電気代を高くして、お金を儲けていたのです。


そして、この「総括原価方式」には、社員の

人件費も含まれるのですが、今回、東京電力が

10%値上げると言った電気代には、原発を止め、

火力発電に切り替えたことによるコスト増のほか、

147億円分の「社員のボーナス」も含めていて、


社員様のボーナスのために、

僕たちが高い電気代を払う

システムになっていました!


東京電力で働いているとは言っても、平社員の

皆さんは、いろんな苦情に耐えながら、仕事を

頑張っているのかもしれませんが、それ以上に

たくさんの人を困らせているのは、東京電力です。


腐れ外道のクソ幹部どもを

片っ端から殴ってやりたい!


「ガンジーでも助走をつけて殴るレベル」とは、

まさに、このことを言うんじゃないかと思います。


一般的な用語集では、「かかった原価に利益を

乗せるシステムですよ」としか書いていませんが、

僕の本では、ちゃんと「コストが高いほど、多くの

利益が出るシステムだから、電気代が高い」と、

闇の部分にまで言及して書いていくつもりです。


皆さんに、「ガッテン!」していただくために、

今日も原稿を書いていますが、あまりに量が

多すぎるため、書いても書いても終わりが見えず、

果たして、6月中に書き切ることはできるのか・・・。


こんなことを書いている暇があったら、

とっととセシウムの検査をしたいと思います。

今回、検査をしたのは、食品ではありません。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-SHA145


ホームセンターで売られている

畑に撒くための「腐葉土」です。


実は、この「腐葉土」の問題は、放射能に

汚染された瓦礫と同じくらい話題になるべき

話だと思うんです。


というのも、瓦礫を燃やすことによる放射能の

拡散と焼却灰による地下水の汚染は、もちろん

深刻なんですが、もっと直接的に土壌汚染へと

つながってしまうのが、肥料の汚染だからです。


例えば、ホームセンターで売られている

一般的な「腐葉土」は、どれくらい汚染されて

いるのでしょうか。製造しているのは栃木県の

鹿沼市にある業者です。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-SHA148


栃木県鹿沼市は、栃木県の中でも西側に

位置するため、日光市や那須塩原市のように

深刻な汚染を受けることはありませんでしたが、

気になる検査結果は・・・!!


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-SHA146


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-SHA147


「202ベクレル」。


これが何を意味しているのかと言いますと、

千葉県柏市のように、強烈に汚染されている

地域で、この肥料を使う分には問題ないけど、

西日本のような、これより低い汚染で済んだ

地域で使うと、土壌は汚染されることになる!


ですから、本当は0ベクレルの肥料を使うのが

一番良いのですが、日本全体が汚染されている

現状を考えると、最低でも、畑よりも汚染された

肥料を使うのは、禁止するべきだと思うのです。


瓦礫と違って、なかなか運動として広げることは

難しいかもしれませんが、本当は農家の人たちに

高い意識を持ってもらい、なるべく自分の畑を

汚染しないように努めていただきたいのです。


兵庫県西宮市のアホ市長は、「自分の土地だけ

汚染されていないのは、福島の人がかわいそう。

瓦礫を受け入れて、痛みを分けるべきだ!」とか

言っているそうですが、こういうヤツは、ぶん殴って

良いと思うんですよね。


世の中の意識が驚くほど低いから、放射能が

全国に拡散していますが、この危機的状況を

どうにかして、皆さんにわかっていただくべき!


放射能は、なるべくコンパクトに閉じ込めるのが

原則ですから、「放射能の原則に反する」のは、

単なるバカです。


汚染された肥料が、全国の畑にばら撒かれる。

日本の食べ物が終われば、仕方がないので、

TPPを推進するしかなくなってしまうと思います。


「農家を守れ!」と言うのなら、まずは農家が

自分の畑を守ることが大前提だと思うのです。

無知ゆえに、使えない畑を広げてしまうことこそ、

財産を失うことにつながります。


農家を守りたいのなら、

まずは畑を守ってくれ!


東京電力のせいで、ダメになってしまった土地は

農家のせいではありませんが、汚染された肥料を

撒いて、人工的に汚染されたものは、農家のせい。

日本の農業は、既に揺らいでしまっているのだから、

こんな時に頑張らなくてどうするんでしょうか。


今回は、ぜひ汚染されていない畑を持っている

農家の方々に知っていただきたい話でございます。

自慢の畑を、バカで汚してほしくないと思うのです。

子供が安心して食べられるおいしい野菜を作って

いただきたいのです。そのために、無知ではダメ!


海外の方が安心できる今、日本の農家の方々の

意識が問われています。ぜひ考えてみてください。